泥棒にご用心!

我が家に泥棒が入るなんて思ってもいませんでした。玄関はともかく勝手口のかぎをかける習慣がないままずっと過ごしてきました。

先週の火曜日の早朝、5時前に母屋の事務室に入って異変に気付きました。孫君が散らかしているにしては度が過ぎています。「やられた!」と思いました。

至る所の引き出しが開けられていました。食堂の方を見てみますとやはり引き出しが開いています。仏壇を見てみますとわずかにに引き出しが開いてました。

私の家は築200年程の古い農家の造りです。6年前まではかやぶき屋根でした。雨漏りがして来てかやぶきの維持が出来ないので屋根に特製のトタンをかぶせました。

昔の農家の家はいわゆる田の字で仕切られていて人を寄せるには最適です。選挙活動の時は事務所としてフル稼働でした。使い勝手が良いです。

しかし暮らすとなると違います。夏は涼しいのですが冬は寒いです。一部屋一部屋のプライバシーも守れません。結局離れを建てることになりました。

夜間は留守になる訳です。戸締りを万全にしていれば良かったのですが鍵をかける習慣がなかったのがいけませんでした。今更後悔しても手遅れです。

ただ夜間無人ですので貴重品は置いていません。たまったら寄付でもしようと思っていた10円玉が入った瓶から10円玉だけ盗まれていました。

それなりにたまっていましたので3千円以上…、5千円まではないと思いますが…。とにかく10円玉だけ無くなっていました。被害はそれだけでした。

パソコンはそのままでした。データが入ってますので盗まれたら厄介でした。不幸中の幸いと言った程度の被害で済んだのでやれやれと言ったところです。

早朝から警察署にはご迷惑をかけてしまいました。侵入したのは勝手口の横の窓からです。鍵はかかってません。楽々と侵入できました。

実は、勝手口も鍵をかけていませんでしたので泥棒は窓から入る必要はありませんでした。泥棒もまさかと思ったに違いありません。そのくらい無防備でした。

捜査員の方からは鍵はかけて下さいと注意されました。汗顔の至りです。町長時代は警察と一緒に防犯活動に取り組んでいたのに全くなってませんでした。

大きな家を盤石に守るのはかなり大変です。泥簿に入られてから厳重になって自分の家なのに鍵を持ち歩かないと家に入れなくなりました。

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でも切りがありません。結局警備会社に依頼するしかありません。専守防衛というのも大変で、おかねもかかるとつくづく思った次第です。

自宅横に新しい道路が開通したり、チェーン店のピザ屋さんが開店したりして人の流れが変わり、のんびりした雰囲気は徐々に失われています。

便利になるのは歓迎ですがその一方で犯罪も増えてきます。本当に遅ればせながら自分でできる防犯対策に真剣に取り組むことから始めます。反省しました。