統一地方選挙の投票率に注目

衰退する日本を再生させるのは地方からが私の考え方です。
日本全国一気呵成に流れを変えるのは困難です。
目に見える範囲で劇的に変革することは可能です。
私自身1998年2月から13年間、町長を務め実感してます。

最初の新人同士の激突の時の投票率は77.39%に跳ね上がりました。
選挙戦を通じて開成町が変わるかもしれないとの期待感を感じました。
その町民感情が投票率に表れたと言えます。
投票率は変革への第一歩です。

2019年4月の開成町長選挙。
新進気鋭の山神裕さんが現職の府川裕一さんに挑み32票差まで迫りました。
意外なことに投票率は下がっていました。
68.21%から64.05%です。

山神さんが勝てなかった理由がここにあるように思います。
町民の関心を呼び覚ますような衝撃があと一歩足りませんでした。
山神さん今度は無投票当選です。
町政の方でさっそうとデビューして欲しいと期待します。

最近の近隣の選挙で投票率を伸ばしたのは2020年9月の真鶴町長選挙です。
66.84%から71.78%です。
当時54歳の新人だった松本町長への変革の期待感の現れです。
その後松本町長が有権者名簿の持ち出しでつまずき町政の混乱が続いています。
一日も早く事態を収拾し町民の底流にあった期待に応えて欲しいです。

あまりの低投票率にあ然としたのは昨年12月の大井町町長選挙です。
38.75%です。地方の町長選挙では驚くべき数字です。
9.62ポイントの低下でした。
前回の町長選挙は三つ巴でそのうちのひとりが出馬を取りやめたのが今回の選挙でした。
町民から変革は期待できないとそっぽを向かれた格好です。
小田眞一町長、この低投票率を深刻に受け止め信頼回復に努めて欲しいです。

私が今最も力を注いでいる湯河原町長選挙。
投票率が選挙結果を左右すると思います。
前回の投票率は49.06%です。
冨田幸宏町長が初当選した16年前の選挙は66.91%です。
町民から飽きられ始めていることは数字に表れてます。
新人の土屋由希子さんへの期待感が高まればうねりとなり投票率に反映します。
その前兆は現れ始めているように思います。

県議選の小田原選挙区の低投票率も気になります。
前回の選挙は佐々木ナオミさんが県西地域で女性初の県議となり沸きました。
投票率は36.49%でした。
もっと盛り上がっていたと思ってました。
女性県議の議席を死守するためには有権者の関心を高める戦略が必要です。

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