常不軽菩薩(じょうふきょうぼさつ)とともに

今回の参議院選挙、私にとって大きな課題の一つは理屈で反論しないというものでした。厳しいことを言われても受け止めることが大切です。

街頭でチラシを配ったりしていても露骨に嫌な顔をされたり文句も言われます。その時、理屈で反論してもほとんど意味はありません。

仏教の経典に法華経があります。その中に常不軽菩薩が書かれた章があります。この菩薩は何を言われても何をされても反論はしません。

ただひたすら「私はあなたを決して軽んじたりはしません。あなたはいずれ成仏して仏となる方々だからです。」と言い続けます。

常不軽菩薩は、このような修行を積み続け仏となっていきました。無茶なことを言われても受け止めて相手を尊重することはなかなかできません。

理屈をこねて反論した時もありました。そうした時は上手くいきません。話をこじらせるだけです。結局お互い悪い感情が残るだけです。

しかし、常不軽菩薩を心の中で唱えながら接しますとスムーズです。チラシも結構受け取ってくれるます。自然と態度に出るからなのでしょうか。

理屈には理屈。これが世の常です。対立は解消しません。選挙を通じてまず相手を尊重する修行を積ませていただきました。

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