続・松田町本山博幸町長にひとこと

松田町の町長選、本山博幸町長が3選を果たしました。もう少し競るかと見てました。現職の強みです。

年齢が10歳新人候補より若いことも有利に左右したと思います。元気さがより一層印象付けられるからです。

先にブログで書いたように私のことを「裏切り者」と断罪するほど威勢の良い口達者な方です。

そうした候補者が持っている勢いと雰囲気で800票差まで広がったのだと思います。

2019年の開成町長選挙で32票差まで新人候補に追い上げられた府川裕一町長は「勝ちは勝ち」と暴言を吐きました。

3期目を目指す現職は強いと言われる中で投票総数のほぼ半分が批判票に回ったにもかかわらずです。

有権者の判断を謙虚に受け止められない姿勢は2年後に迫った選挙に跳ね返ってくると見ています。

3選を果たした本山町長は府川町長の姿勢を良くない先例として見て謙虚な姿勢を示してもらいたいです。

特に争点となった新松田駅前の再開発事業についてです。勝ったから現行のまま突き進むのは愚策です。

アフターコロナの時代にも通用する計画案かどうかもう一度再検証する間合いを取ることが良策です。

私は町長時代、大型の区画整理事業に取り組み続けてきました。一筋縄ではいかないことを熟知してます。

事業を進める大前提は議会の賛同です。それも圧倒的多数が賛同する状況が望ましいです。

そうした背景があってこそ地権者交渉など困難な作業に取り組めます。賛否拮抗では全く不十分です。

地権者は自分の利害に沿って行動しますので少しでも気に入らない条件があると態度を翻します。

議会の全面的理解を背景に統率力のある職員がリーダーとなりチームを組んで徹底して説得して初めて事業は進みます。

選挙に勝った本山町長は町議会からノーを突きつけられた現状を変えるチャンスを得たことになります。

焦ることなく話し合いの場を持って間をとることで議会と合意点を見いだせる可能性があります。

まちづくりに魔法はないと述べているのですから段取りをきちんと踏んで着実に議会の賛同を得るべきだと思います。

勝ちは勝ちなどというおごった姿勢ではなく謙虚さを持って臨めば満場一致に近い状況も作れると思います。

本山町長の威勢の良さはまことに結構なことですが特定の業者との関係がうわさされることは厳禁です。

チルドレンファーストのまちづくりで清新なイメージを打ち出しているのと相容れません。修正が不可欠です。

最後に県立足柄上病院の立地町の町長として足柄上病院の診療体制の充実に汗をかいて欲しいです。

特に産科の復活です。どさくさ紛れに神奈川県は産科を廃止してしまいました。許されないからです。

 

 

 

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