今、日中文化交流を進める意義。
一昨日、小田原市内で中国の治水神禹王(うおう)をテーマにどのように中国と国際文化交流を進めるかについて話し合いました。
メンバーは、西湘日中友好協会事務局長の小早川のぞみさんら5月に中国、北京と河南省を訪問したメンバーら5人でした。
小早川さんらは先月も中国を訪問しました。中国河南省政府の対外関係部門のトップや民間の禹王研究者と意見交換してきました。
中国側は、日本に禹王の遺跡が数多く残っていることに高い関心を示し、禹王の国際文化交流に大変熱意を持っているとのことでした。
私は、「中国との関係は今後どんどん厳しくなることが思われる。決定的な対立に陥らないように文化でつなぐ必要がある。」と意見を述べました。
国際禹王研究会日本本部を立ち上げる準備を進めることになりました。東京にある中国関係の旅行社に事務局を務めてもらい賛同者を募ります。
日本の中国に対する好感度は下がる一方ですので賛同者を集めるのは容易ではないと思います。しかし、中国との関係改善に熱意を持っていられるはずです。
中国の考古学会の第一人者である劉慶柱さんが賛同していられるので顧問として迎えることになりました。日本の中国研究者にも働きかけることになりました。
日本は諸外国から様々な文化を受け入れてものの見事に自分のものとしてきました。中国はそのうちの最大の文化の源であることは言うまでもありません。
その中国との関係がどんどんと悪化しているのを指をくわえて見ている訳にはいきません。出来る範囲で相互の理解の土台を創っていくことにします。