真鶴町小林町政、副町長人事が最初の試金石

まちづくりの分断を克服する絶対条件は選挙で圧勝と述べてきました。
真鶴町長選は圧勝には至りませんでした。
小林伸行町長が500票上積み出来ていれば印象が一変しました。
細田政広さんとの差が千票の重みは決定的です。

投票率を70%近くまで上げないと実現不可能です。
今回の選挙、真鶴町の岐路と言われながら盛り上がりは今ひとつでした。
要因は小林さんが地元と縁がない落下傘であったことにあります。

地元の支援者が渦を起すような運動展開はできませんでした。
小林さんが持つ外からの多彩なネットワークが運動の主体でした。
限度いっぱい奮闘したと思います。
しかし地元の熱気と勢いを醸成するには外からの運動だけでは無理でした。

千票差ではなく500票差であったことは小林町政のスタートダッシュに影響を与えます。
千票差の圧勝はカリスマ性をまといます。
対議会との関係が有利に作用します。
各議員が自らの選挙に与える影響を気にし出すからです。
500票差ではそこまでは期待できません。

小林町長は今後の実績でカリスマ性を身に着けるしかありません。
立ち振る舞いも些事だと軽視することはできません。
どんな服装で朝何時に役場に出てどんな行動をとるのか大切です。
日々の行動がイメージの形成につながっていきます。

昨日のブログでも書きましたが副町長人事は小林町政の展開の肝となる案件です。
どのような人物を選び議会の理解を得るか政治手腕が問われます。
外部から招請するか役場内部からの登用か。
男性か女性か、年齢は。
小林町長がどんな姿勢で町政に臨むかをこれほど端的に示す課題はありません。
個人的にはしがらみのない鮮烈な人事を進めて欲しいと期待します。

真鶴町は混乱の渦中にまだあります。
小林町長も手品はできません。
最初に必要なことは覚悟の度合いを示すことです。
副町長人事は一丁目一番地です。

勝負の案件で決定が揺らいだりすると足元を見られます。
胸に刻んで欲しいです。