真鶴町小林町長の挑戦の旅始まる

真鶴町の混とんとした昨今の政治状況を見て“いかんせん真鶴”と嘆いた方がいました。
前向きの改革より政争を好む政治風土を表現してます。
言い得て妙だと感心しました。

そんな先入観を吹き飛ばす出来事が起こりました。
横須賀市議から転じた落下傘の小林伸行さんが町長選に勝利しました。
真鶴町民は改革の方向でまちをひとつにする道を選びました。

松本一彦前町長リコール派は元町幹部の細田政広さんを推しました。
町のお歴々も支持しました。
議員の大勢もその流れに乗りました。

町民は冷静に見ていました。
古い体質の政治に終止符を打って欲しかったのです。
細田さんは元町幹部だったことが旧態然さのイメージを強めました。
しがらみが無い40代の小林さんに未来を託しました。

2021年12月の町長選が土台にあります。
小林さんは松本一彦前町長の得票の1500票弱に中間派の票が乗ったことがわかります。
細田さんは宇賀元町長の投票の1500票弱のままです。
中間派の動向が勝敗を決めました。

小林さんは就任当初からダッシュをかけると宣言してます。
100日が勝負だと語ってます。
冒険の旅に出た小林さんに町民は応えてくれたのですから構えとしては当然です。

議会は細田さん支持が大半という現実があり壁になる可能性もあります。
私はそうした困難な状況だからこそスタートダッシュだと思います。
町民の期待を背景に真鶴町の改革を進めるという錦の御旗があります。
副町長人事が試金石です。

役場職員と対話を急いで欲しいです。
小林町長の意図するところを理解してもらう作業が不可欠です。
来年度の予算編成前に職員の人心を掌握して一致結束するのが最重要です。
来年3月の予算議会が終わるまでが第一ラウンドです。

その後余裕ができてきたら町民との対話を重ねて欲しいです。
人口減少が顕著な真鶴町のこれからの展望を見い出すために必須の作業です。
小林町長にとってやりがいのある挑戦が始まりました。