大乱世の日大の混乱を収めるのは超剛腕
大学アメフット界の名門日大フェニックス。大学日本一21回。
私の学生時代は日大と関西学院が東西の2枚看板でした。
部員の大麻所持に端を発し日大は混乱に陥りました。
学長と副学長が辞任となり林真理子理事長は減給50%6か月です。
廃部方針が決まっていたアメフット部の存続問題は継続協議となりました。
4日の林理事長会見に日大新聞の学生記者が参加していました。
「いち学生としてあきれる気持ちでいっぱいだ。」と発言したと報じられました。
マンモス大学を統制する立場の林理事長の指導力に疑問符を投げかけたと思います。
学内会議でアメフット部の廃部方針は決まりました。
名門運動部の廃部ですので林理事長も当然承知のはずです。
廃部方針に対し理事の一部やOBから反対意見が出ました。
名門運動部の存続問題は人でいえば生きるか死ぬかです
重大問題なのにぎりぎりの局面で方針があやふやになったのです。
ここに林理事長ら執行部の統治能力の欠如が端的に現れています。
このような重大問題で決定が揺らぐようではこの先正常化は望めません。
異論が出たら継続審議では何のための決定なのか理解不能です。
行政で言えば市町村合併方針を表明しておきながら異論が出たので撤回みたいなものです。
重大決定があたかも軽い提案のように扱われてしまっては決定の意味がありません。
汗をかいた関係者はへたり込みたくなる気分だと思います。
林理事長のリーダーとしての資質に疑問符を抱いているに違いありません。
付属学校も含めると全学生・児童・生徒数人11万8千人、教職員7千人弱。
日本最大級のマンモス学校を統御するには破格の指導力が必要です。
相撲部出身の田中英寿前理事長は体育会系の腕力で統制してました。
田中前理事長が金銭スキャンダルで失脚した後の権力の空白が埋まりません。
林理事長の統治能力は見えました。
協力な指導力を振るえる人物が登場しない限り日大の大乱世は収まらないと思います。