三粋人プラスで小田原市長選問答

NHKEテレの100分で名著、今月は『三粋人経綸問答』です。
明治維新を経て近代国家へと歩み出した日本の進路を論じた著書です。
理想論の洋学紳士と国家を前面に押し出す豪傑君、現実主義者の南海先生。
酒を酌み交わし相互の立場を尊重して議論は進みます。

16日夕食を摂りながら小田原市長選について語り合う機会がありました。
3人はお酒を飲みつつ、私はソフトドリンクで議論は進みました。
三粋人プラス小田原市長選見通し問答といったところです。

3人とも小田原市民でしたが立場は違います。
ひとりは自民党系ですが守屋輝彦市政に疑問を持ってました。
来年5月の市長選の態度を決めかねている様子でした。

もうひとりは明確な加藤憲一前市長支持派でした。
リベンジ出馬を決断したことを評価し勝利を確信してました。

残るひとりは中間派でした。
元の市政に戻る動きに違和感を持ってました。
守屋市政を転換するのならば清新な新しい候補者の擁立が本来だと話してました。

守屋市政にわだかまりが残る自民党支持者。
加藤前市長の再登板に楽観的な加藤フアン。
関心が高まらない中間層。

守屋市政に対する逆風に自民党支持層には危機感が高まっているはずです。
守屋市長には強固な組織がありますので選挙運動は着実です。
自民党支持層の危機意識は票固めの促進剤となりえます。

加藤陣営は市民派選挙に固執しており静かな選挙を展開すると見られます。
加藤フアン以外の層に支持が広がるかどうかは見通せません。
守屋市政に失政があるため危機感が足らないように見えるのも気になります。

中間派は冷めてます。
投票率は上がらないと見てました。
低投票率で激戦となれば組織力に勝る現職が有利です。

私は中間派の方と同じ見方です。
加藤前市長が勝利するためには市民の熱気をより喚起する選挙戦が必要です。

市長選まであと半年。
投票率が決め手です。
関心高まらなければ現職再選、高まればリベンジ成功。
わかりやすいです。