町の名前の由来を学ぶ~怪獣から怪物そして開物へ~
私は演歌の島津亜矢さんのファンです。
愛称は歌怪獣です。
どこか愛嬌があります。
獣(けもの)を物に変えると怪物となります。
寄せ付けないふてぶてしさが加わります。
怪を開に変えるとどうなるでしょうか。
開物です。
開成町民はピンと来てもらわないと困ります。
ネットで「かいぶつ」と検さくすると怪物が出ます。
開物成務とすると続々とヒットします。
開物とは開物成務という四字熟語の最初の2文字なのです。
開物成務の意味を知れば開物の意味もおのずとわかります。
物とは知識のことで知識を開いて務めを成すとなります。
知識を身に着けて世のための仕事をすることです。
開物成務は学ぶこと、教え育てることです。
開成町は小学校の名前を町の名前にしました。
1955年2月1日です。
ふたつの小さな村が一緒になって町ができました。
ふたつの村で運営していた小学校の名前が開成小学校でした。
開成町民にとって開物は怪物では決してありません。
忘れてはならない町のルーツを示すことばです。
四字熟語にすると意味が解るのは温故知新と同じです。
開物成務も温故知新も中国の古いことばです。
中国人の生き方を示した教えは儒教と呼ばれます。
今から2500年前に生きた孔子という名の偉人がまとめました。
開物成務には孔子の教えが息づいてます。
怪獣から始まり怪物へそして開物につなげてみました。
こんな具合に伝えれば子供たちも深い知識を得られると思います。
開成町の井上義文教育長が開物政務を教えずらいと嘆いたと耳にしました。
開物を怪物とイメージしてしまうことが理由のようです。
イメージを逆手にとって楽しく教えるやり方もあります。
私ならこんな風に教えるとまとめたのが今日のブログです。
井上教育長がこだわっている言葉は”素敵”だと聞きました。
開成町の子どもたちに難しい言葉でも開物成務は大切です。
工夫を凝らし様々な教え方を工夫し挑戦する姿勢が必要です。
その姿こそ素敵だと思います。