岸田総理が燃え尽きるとしたら今でしょう!

私は早稲田大学のラグビーが好きです。
体格のハンディを乗り越え戦術と技術で大きな相手に一泡吹かせるからです。
最近パッとしません。

早稲田のラグビーを称してヨコのラグビーと言われます。
これは誤解を生みます。
タテに突かなければ前進しません。
タテの前進が本来の目的でヨコの動きはそのための手段です。

タテの前進へのこだわりというラグビーの原点回帰にしか活路はないと思います。
来シーズンはタテに強い選手を育成し早稲田ラグビー復活を期待します。

タテの突破が弱くなっているのは日本の政治も同じです。
難問解決に向け真っ向勝負できる状況にありません。

自民党政治の劣化は目を覆いたくなります。
派閥パーティーで集めた資金のキックバックの常習化はその象徴です。
日本の政治を牛耳ってきた安倍派の常とう手段だったというのですから嘆かわしいです。

悪質であっても些末な悪事に手を染め続けて平然と済ませて来た精神が理解できません。
感覚がマヒしていたという以前に政治家としての器量に問題があります。
ごく常識的な正義感を持つ幹部がひとりでもいれば待ったがかかったはずです。
止められなかったということは安倍派には日本国家を担うに足る人物がいないということです。

安倍元総理の桜を見る会や森友・加計学園をめぐる疑惑で体質は明らかでした。
お茶を濁す対応で頬かむりをしてきたつけが一気に出たと言えます。
安倍派は解体して出直す以外にありえません。

日本政治の屋台骨を支える自民党の劣化は日本国のタテの推進力が弱っているということです。
野党はヨコの揺さぶりしかできません。
気候変動や険のんな国際軍事情勢に加え日本国内の急速な少子高齢化と人口減少。
タテの推進力が無いと対処できません。

岸田総理は先の国会で政治の信頼を回復するため火の玉になると発言しました。
タテの推進力を復活させるため燃え尽きる覚悟の表明だと受け止めました。
時期はいつでしょうか。
今でしょう!。