”新しい行政のリーダーズ”の育成

今年の紅白のトップバッターは新しい学校のリーダーズ。
奇抜な制服と卓越したダンス技術。
女性音楽ユニットの常識を壊しました。

彼女たちを登場させたプロデューサーには創新力が備わってます。
常識を壊す発想に脱帽します。

こうした創新力ををいちばん身に着けて欲しいのは行政現場です。
創新の反対語はと問われたら私ならお役所仕事と答えます。
杓子定規で前例踏襲は創新と真逆です。

毎年恒例の催しを教材にすることをお勧めします。
新年の賀詞交歓会、消防の出初式、年度初めの訓示などが最適です。
望ましいのはトップが目を見張るような斬新なアイデアを出すことです。
職員にいちばん刺激を与えるやり方です。

賀詞交換の冒頭でいきなり中国の伝統芸能変面!。
参加者が目を白黒するはずです。

ショパンの英雄ポロネーズのピアノ演奏で始まるのも勢いが出ます。
賞状の伝達といった形式的な儀式をゼロにする手もあります。

首長に目の覚めるようなアイデアを求めるのが無理なケースも多いです。
その場合はアイデアを職員から募集し実践するのが順当です。
職員に変化を求める機運を生むきっかけとなります。
”新しい行政のリーダーズ”が誕生すれば願ったりかなったりです。

首長は職員に対ししつこく変化を促す姿勢を堅持することが大切です。
アイデアを提案した職員を高く評価して行くことです。
斬新なまちづくり構想を打ち立てることにつながるはずです。

少子高齢化・人口減少でまちづくりは袋小路です。
前例踏襲はあり得ません。
常に新たな施策を考え挑戦し続けることです。
地域事情は異なりますので全国共通のお手本はありません。
各自治体が地域にあった施策を見い出すしか方法はありません。

創新は破壊から生まれます。
混乱をもたらす破壊ではなく新しい何かを創造するための破壊です。
最も強固な慣例とも言える式典を壊すことから始めたらどうでしょうか。
行政職員にとって創新力を身に着ける格好の研修となります。