世界のトヨタの不祥事、豊田会長の引責辞任で出直しを

ローマ帝国の礎を作った英雄ジュリアス・シーザー。
元老院の入り口で暗殺されました。

発した言葉が「ブルータス、お前もか」だったことは有名な逸話です。
同志に裏切られた無念さを表してます。

国が定めた認証制度に違反し車の製造を続けていたことがわかりました。
販売台車数世界一のトヨタを始め5社に上りました。

トヨタは系列のダイハツで不正が発覚し改革に取り組んでいる最中でした。
本体も不正に手を染めていました。

創業者一族の豊田章男会長が記者会見で発したのが冒頭のことばでした。
「正直、残念な気持ちとブルータスよお前もかという感じだ。」

「残念な気持ち」とはとトヨタに不正はないと思っていたという意味でしょう。
後段は現場に裏切られてしまったという恨み節でしょうか。

私はこの言葉を聞いて不正の根源は豊田会長にあると直感しました。
他人ごとの言い回しに責任感の欠如を感じました。

信頼を揺るがす不祥事に評論家的発言はあり得ません。
当事者の無念が希薄過ぎます。

不正が起きたのかの検証はこれからです。
しかし心の奥底に已む得なかったんではないかという甘えが潜んでいるように思います。

認証制度自体に欠陥があり現場の方が逆に被害者であった可能性を示唆しています。
認証制度が不正を引き起こす要因になったとの認識がよぎったのではないかと疑います。

そうでなければ経営のトップが評論家のような発言はできません。
表情から痛切な痛みの感情は読み取れませんでした。

政治学の古典マックス・ヴェーバーの『職業としての政治』。
政治家の必要要素を三つ挙げています。

情熱、判断力そして責任感です。
責任感とは結果責任のことです。

一生懸命頑張ったからという責任の取り方は排除してます。
ヴェーバーの3条件は経営者にも適応できます。

豊田会長は不祥事が重大だったと認識しているならば結果責任を取るべきだと思います。
評論家的トップが居なくなることがいちばんの再発予防策です。