アメリカが揺らいでいるからこそ憲法の平和主義堅持

昨日はアメリカの独立記念日。
世界の最強国アメリカのリーダーを決める討論会が絶望の場となりました。

バイデン大統領、虚弱を意味する“フレイル”という言葉がこれほどはまる政治家はいません。
80そこそこにしてこの精気のなさはどうしたものでしょう。

政治家は年齢が高くてもギラギラしている方は大勢います。
バイデン大統領は真逆です。

あと4年も国家の命運を託そうとは思いません。
撤退論が出るのは当然です。

一方でトランプ大統領は衰えを知らぬオーラが漂います。
品格はらち外で悪口は変わりません。

不倫の口止めをめぐりニューヨーク地裁で有罪判決が出ました。
免責になったとはいえ連邦議会襲撃事件で起訴された事実は残ります。

こうした人物が熱狂的な支持を維持できることをすんなり理解できません。
国内の分断が進み有権者が事態を冷静に見れなくなっているとしか思えません。

日本は戦後一貫してアメリカの同盟国としての立場を貫いてきました。
テレビ討論の惨たんたる有り様を直視しないと危険です。

どちらが大統領になったとしても頼れる存在でないことは明々白々です。
日本の国家としての存続を本気で考えないといけない時代になりました。

ピンチはチャンスです。
日本人が日本国のあり方を問い直すことができる絶好の機会です。

アメリカの色眼鏡をかけて世界を見続けてきた悪い癖を修正できます。
敗戦後縛られてきたアメリカの呪縛を解く時です。

アメリカの国家戦略に縛られその範囲でしか国際情勢を見ないのは国を危うくします。
本当に何が国益かを冷徹に見つめ直すことです。

米中対立の激化に翻弄されて日本が危険にさらされるのは断じて避けなければなりません。
日本としての基準が必要です。

憲法の平和主義に勝る基準はありません。
アメリカが不安定な時にこそ憲法の持つ平和の砦としての機能が必要です。

岸田総理は自らの政権の継続に憲法改正を利用してように見えます。
国際情勢を見誤ってます。