災害救援活動の拠点を目指すまちづくり

30日小田原の報徳二宮神社へ半年に一度の参拝に孫のお守を兼ねて行きました。
孫たちは参拝後にパンケーキ屋さんに寄るのが楽しみです。

お店に車を入れると半年前の光景がよみがえりました。
駐車場に入ったところでNHKが緊急ニュースを放送してました。

元旦の能登半島地震です。
半年が経過したのだと実感しました。

倒壊家屋の撤去や災害廃棄物の処理が進んでいません。
岸田総理の掛け声ばかり勇ましいと感じてしまいます。

30日午前、地元自治会で防災講習会がありました。
開成町の防災安全専門員の講話を1時間余りうかがいました。

地震災害対応のマニュアルを整理中とのことでした。
自分の身を守ることが重要と繰り返していました。

開成町の場合は地震の際に自助と共助がとりわけ大切です。
被害が周辺に比べ少ないと想定されるからです。

関東大震災の時に建物の倒壊率は際立って低かったです。
町の東半分の旧吉田地村地域は倒壊率はひと桁です。

町北部で井戸水が枯れたことが問題となりました。
現在は深く井戸を掘り飲料水としてますので電気が確保できれば対応できます。

地震災害をめぐるこうした環境を踏まえると自助と共助で乗り切らないとなりません。
被害が甚大な地域に救援活動は集中してしまうのは理の当然だからです。

町役場と各自治会の自主防災会はこの点をきちんと踏まえていなければなりません。
公的支援は期待薄だということです。

開成町が果たすべき役割があります。
被害が小さいならば周辺地域の救援に向けた活動拠点となるということです。

2011年の東日本大震災の時の岩手県遠野市のような役回りです。
内陸部にある遠野市は災害救援活動の拠点となり大きな成果を挙げました。

ボランティア活動の拠点としても力を発揮しました。
被害が大きい地域に物資と人を送り込み続けました。

開成町としても学ぶべき点が大いにあります。
他機関と連携し周辺の被災地を救援する拠点は絶対に必要だからです。