神奈川県真鶴町から希望の光が差してくる


昨日は神奈川大学まちづくり講義でした。
最後の3回はゲストをお招きして実践講義です。


第1回目は真鶴町の小林伸行町長です。
真鶴町が最も困難な時に舞い降りて来た町長ですので早くからお願いしてありました。

昨年11月の町長選挙で横須賀市議から突然の参戦で当選を果たしました。
変転の人生を歩んでます。

筑波大を卒業し民間企業勤務から国会議員の政策秘書へ。
そこから横須賀市議そして真鶴町長です。

目まぐるしい限りです。
学生たちも驚いていました。

講義の感想の中で目を白黒させている様子がありありとうかがえました。
小林町長自身チャレンジして良いんだと語ってました。

面白いことをどんどんやれとけしかけているようでした。
挑戦を促す方向性は我が意を得たりです。

閉塞感が強い時代です。
若者が暴れないでいったい誰が暴れるというのかと思います。

小林町長はまちの再生の請負人になるのが究極の目的のようです。
実績を残すため最初に選んだのが真鶴町です。

極端な人口減で神奈川県唯一の過疎地域です。
少子高齢化も同時進行で消滅可能性都市です。


小林町長に焦りは感じられませんでした。
真鶴町に住みたい人は大勢いるのに住宅供給ができていないと述べていました。

空き家は多数あるので住宅市場への流通が課題と問題意識は明確でした。
子育てしたい人にとって阻害要因があるのならば取り除くとも話してました。

私が真鶴町に最も可能性を感じたのは町役場内の風通しのよさです。
長く続いた町内の政争に嫌気がさし30代後半の職員を中心に大量退職しました。

やる気のある若い職員が羽ばたけるチャンスでもあります。
小林町長も若手職員の昇格は早いと言ってました。

職員不足の弊害を乗り切るためデジタル化を徹底するとのことでした。
危機に瀕しているからこそ大胆な改革を進めることが可能です。

いつの時代も希望の光は困難に直面している地から差して来ます。
真鶴町は発信源となる可能性を有してます。