体操女子日本代表、宮田選手のオリンピック出場辞退に思う

パリオリパラ目前です。
体操日本女子代表のキャプテンを務める宮田選手が出場辞退となりました。

飲酒と喫煙が発覚したためです。
19歳で未成年であるだけでなく代表選手としての規範に違反しました。

お天道様は見てます。
悪事はばれます。

バトミントンで日本のエースだった桃田選手が思い浮かびました。
リオ五輪出場目前で賭博がばれ舞台に立てませんでした。

桃田選手の悲劇は続きました。
東京オリンピックの直前に自動車事故にあい大会で成績を残せませんでした。

猪瀬元都知事がたかが喫煙でとコメントしていると報じられてます。
苦笑いです。

猪瀬さんはヘビースモーカーで有名ですので割り引いて聞く必要があります。
それと猪瀬さんには例の5千万円の不法献金問題があります。

都知事辞職の引き金になりました。
不祥事の前歴がある人物が擁護したところで説得力に欠けます。

赤穂浪士の討ち入り事件は誰でも知っています。
主君が殿中で刃傷沙汰を起し切腹させられた恨みを晴らす行動でした。

市井のひとたちはその忠義の行動に拍手しました。
そうした空気感に決然と異を唱えた人物がいます。

儒学者の荻生徂徠です。
情状の余地はあっても決まりは決まりと断じました。

武士として名誉ある始末ということで切腹が妥当としました。
恨みの連鎖になり社会の安定を損ねるというのが理由でした。

宮田選手の一件も徂徠の論法に沿って処すのが適当です。
ルール破りを黙認してしまえば示しがつきません。

しかもチームのキャプテンです。
範を示す立場を裏切ってしまいました。

バトミントンの桃田選手と同じように心の隙があったのでしょう。
悪魔のささやきに負けてしまいました。

不祥事を起こしたとはいえトップアスリートです。
関係者挙げて復活を支えることが宮田選手の名誉を守ることにつながります。

宮田選手は地獄の苦しみの中だと想像しますがここが正念場です。
再起の道を歩むことが使命と切り替えて乗り切ってほしいですす。