国柄(くにがら)から見た都知事選

日本の国柄とは何か考えたことはありますか。
様々な意見はあるでしょうが私は「和」がいちばんに来ると思います。

聖徳太子の17条憲法に明治維新の五か条のご誓文。
「和」を基本とした政治を打ち出してます。

対立を好みません。
衆議を尽くし全会一致を理想とします。

続いて「大和魂」が来ると思います。
身を捨てて尽くす精神で捉えてます。

いわゆるサムライスピリットで吉田松陰の生きざまが典型です。
さっそうとした生き様は日本人の理想です。

決定的な対立を回避する仕組みを日本人は持ってます。
連綿と続く天皇制です。

権威と権力を分離することで日本人同士の断絶を防いでいます。
諸外国のように天皇にとって代わる人物が出たら対立は底なしとなります。

日本はギリギリのところで民族の分裂を防いできました。
天皇は日本国の調和を保つ支柱です。

国柄を考えた時、首都東京の顔は重要です。
小池都知事と石丸伸二さんそれと蓮舫さん。

国柄の側面からとらえると3人とも不満が残ります。
存在感だけで小池さんが3選を果たしたと見えます。

対抗馬の2人は「和」の精神から遠い政治スタイルです。
攻撃だけでは日本人の共感を得れません。

特に蓮舫さんはそうした印象が強く毛嫌いされたと思います。
さっそうさは3人の中で石丸さんが頭一つ抜けてましたので2位に入ったと思います。

神宮外苑のイチョウ並木は明治天皇と皇太后の遺徳を偲び築造されました。
日本国の国柄に思いをはせた時、再開発するなんてもってのほかです。

蓮舫さんは明確に反対でした。
しかし国柄ではなく都市景観の観点からの反対で深みが足りませんでした。

お得意の追及口調で日本国の国柄を背景に反対論をぶって欲しかったです。
台湾系の蓮舫さんに言われたくないと議論がヒートアップしたでしょう。

盛り上がりは蓮舫さんに有利に作用したはずです。
残念でした。

次は自民党総裁選です。
今度こそ国柄の観点からふさわしい人物を選ばないといけません。