サムライが個人店舗は復活するのかを語り合いました。

30日座間市で開かれた神奈川朝市サミットの日に個人店舗の復活に向けたシンポジウムが開かれました。中小企業支援団体の主催でした。

春の嵐の日でしたので参加者は少なかったですが熱のこもった意見交換でした。パネリスト全員が一家言を持っているからだと思いました。

(写真は会社ホームページより)

まず、朝市サミットの中心人物の坪倉良和さん。団塊の世代。横浜で海産物商を営みながら横浜の市場のあり方を根本から変えようと奮闘中です。

顔からして存在感十分です。坪倉さんの口ぐせは、「本当にこのままでよいのか。」という問いかけです。今のままでは日本はダメになるという危機意識が強いです。

(写真はぐるなびより)

横浜を代表するフランス料理店「ミクニヨコハマ」の元支配人で自分自身腕の良いシェフでもある難波秀行さん。フランス修行もしているイケメンです。

横浜の地産地消にこだわって様々な独自のメニューを編み出したと言われていました。もっと腕を振るっていきたいと独立しました。

(写真は地域情報サイトより)

もう1人、座間市の市会議員で酒の小売店を営む松橋淳郎さんです。ド派手なはっぴを身にまといゴムまりが弾むような感じの方でした。

若い頃世界中を旅して世界のお酒に精通しています。自衛隊の経験もあります。町の花ひまわりの焼酎を開発しました。名物市会議員です。

私もこの戦列に加わりパネリストにさせていただきました。開成町という神奈川県下で一番面積が小さい町の町長でしたので個人商店主に似ています。

小さな町でも知恵と決断でかなりのことができると今でも思っています。最初からオネダリするような姿勢ではいけないというの信条です。

横浜の大学の先生が司会役を務めました。皆さん強い思いを持っていられます。話は、多岐に渡りました。2時間弱でしたが続ければ朝までみたいでした。

坪倉さんの危機意識と何とかするという意欲は基本です。難波さんのフランスを観てきたセンスと日本の感性との融合は魅力的です。

松橋淳郎さんのバイタリティーというか開き直りは突破力となります。この3人がみんなで知恵を出せば個人商店の復活も見えてきます。

私は行政の経験者の立場からこうしたやる気満々の人たちを受け入れていくことが大切だと思いました。敷居を低くして一緒に取り組むことが不可欠です。

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