TPPと朝市

昨日、相鉄線さがみ野駅から歩いて十数分のところにある座間市立東原小学校の校庭で第6回神奈川朝市サミットが開かれました。

駅からまっすぐの道が延びています。車道より歩道の方がはるかに広い道路で歩道には桜並木が植でした。五分咲きぐらいの感じでした。

後で伺ったのですがこの道路は座間の軍事飛行場の滑走路だったということです。日本の戦前の歴史を刻んだ道路です。

道路の桜並木の写真を撮れませんでした。雨が強くなり風も吹いてきました。130店舗が出店予定でしたが断念した店もあると思います。

特色のある食品を売っている店が並んでいました。残念なのは、お客さんが少なかったことです。2月11日は大雪で流れ今度は春の嵐でした。

雨ニモマケズ、自慢の商品を売り込んでました。私は横浜三ツ境の福祉施設のまちふくが作っているどんぐり茶とどんぐりせんべいを買いました。

地元の南足柄市の矢倉沢のおばあちゃんたちが作っている水菜も売ってました。売り子は土人形の作家で知り合いでした。ひと袋購入しました。

座間は、TPPを担当している甘利明大臣のお膝元です。甘利大臣も朝市サミットを見にこられたということです。

甘利大臣の眼には朝市はどう映ったのか興味あります。貿易の自由化を進めグローバル経済を拡大するTPPとの矛盾を痛感して欲しいです。

朝市は、地産地消が大原則です。勢いがなくなってしまっている個人商店の復活を目指すものです。グローバル経済と対極です。

TPPは特色のある商品を開発する元となる農林水産業の第1次産業に打撃を与えます。いい素材がなければいい商品は作れません。

グローバル社会への対応を優先し過ぎて身近な範囲で安全でおいしい商品を作れず商品を開発できなくなった現実は改める必要があります。

TPP交渉が難航しています。焦点は、農業の自由化問題です。なぜ難航しているのか日本の食の問題を考える絶好の機会です。