デマは過去ではなく現代の難問
昨年8月足柄の歴史再発見クラブで東京へ研修に出かけました。
関東大震災から100年の節目に東京の被害の実態を学ぶためです。
3万8千人が犠牲になった旧被服廠跡の両国の横綱公園を訪れました。
朝鮮人犠牲者を祀る慰霊碑があります。
デマが発端の朝鮮人虐殺は日本の黒歴史です。
中国人や日本人も犠牲になりました。
東京都の小池知事は慰霊祭に追悼文を送りません。
都の大法要で全ての犠牲者を追悼しているとの立場です。
根も葉もない憶測を耳にすることがあります。
火のないところに煙を立たせてしまう心理があります。
たいがいは貶めたいという意図が潜んでいるように思います。
悪意があるので奇妙な憶測が作られるのだと考えます。
関東大震災の場合も朝鮮人に対し持っていた悪感情が背景にあると思います。
暴動など起こすはずはないと思う人が多ければデマは広がりません。
SNS時代ですのでネットで憶測や偽情報を意図的に拡散できます。
福島原発の処理水問題のように国家規模で仕掛けている可能性を感じる事案もあります。
デマに転化すれば暴力事件を引き起こしかねません。
事件となれば一気に国際問題に発展してしまいます。
政治家は選挙がありデマにさらされやすいです。
5月の小田原市長選挙でもありました。
私が加藤憲一市長を支持するブログを書いたらコメントがありました。
加藤さんがベンツを乗り回しているというのです。
コメントの主に軽トラに乗っていると反論したら削除しました。
つくり話でかく乱させようとする一例でした。
デマは身の回りの出来事から国際問題に至るまで幅広い現代の難問です。
朝鮮人虐殺を直視して現代社会へ警告を発することが大切です。
小池都知事は参列して憶測やデマに断固たる姿勢を示して欲しいです。
学歴詐称攻撃を受けてますのでこの問題は自分事のはずです。
無視するような対応は勘繰りを引き起こします。
学歴疑惑というすねの傷が気になって避けているのではないかと。