大学生のまちづくりレポートより5
大学生のレポートシリーズ最終回です。
小学生の発想を大学生の論理で記述して欲しいと学生たちに求めました。
発想は小学生のように自由に文章は論理的にという意味です。
相応しい提案が何点かありました。
工場跡地を若者受けがする街並みに一新した韓国の具体例を紹介してました。
日本でも応用可能だと提案してました。
あっと驚いたのは九州から韓国へ海底トンネルでつなぐ提案です。
韓国との交流はぐっと緊密になります。
ユーラシア大陸の東の玄関口が日本となります。
世界地図の見方を変えてしまう提案でした。
大都市の街並みを可能な限り地下に移す提案がありました。
地下都市建設です。
遊休地となった地上面は緑を復元すると提案してました。
下北沢の再開発を大胆にした形です。
下北沢は小田急線が地下に潜り地上の線路だった部分が新たな街並みに変ぼうしました。
これを面に広げようというのです。
大規模災害には強いはずですしシェルターにもなります。
あながち空想とは言えないです。
首都直下地震の確率は30年以内70%です。
本当に安全を確保するならば外に移るか地下都市を造るかです。
海外の事例を参照してまちづくりを語ったレポートは少なかったです。
先に述べた韓国とコロンビアの2か国だけでした。
南米コロンビア第2の都市のメデジンは経済格差の激しい犯罪都市として有名でした。
メトロカブレというロープ―ウェイの交通インフラが出来て状況は一変しました。
山の上の貧困地域と低地が結ばれ就労が可能となり経済格差が縮小しました。
観光地としても有名になりました。
かつて田中角栄さんが日本列島改造を唱え公共投資で経済格差を解消しようとしました。
同じ発想です。
民間主導では開発しやすい地域の開発が進み格差は拡大します。
政治の指導力で経済原理を越えようとした訳です。
公共投資による開発には無駄があると厳しい目が注がれます。
公共に資する投資もあまたあることを忘れてはなりません。