津波被災地の農家に学ぶ講演会の開催
2011年5月に3・11の大津波で壊滅した宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区を中心に1週間ボランティア活動をしました。
一緒に行ったメンバーに大手企業にお勤めの40代の技術者がいます。土居章敏さんと言います。土居さんは、その後もずっとボランティアを続けています。
3・11の被災地に限りません。今年2月の記録的な大雪の時は山梨県に雪かきに、その後はビニールハウスの片付けに出ていました。驚異のお助けマンです。
土居さんに3・11後の状況を伺ったところ津波で田んぼがやられてしまったけれど復興に向けて頑張っている若手農家のグループの存在を知りました。
(写真は、「がんばっと!!玉浦」のホームページより)
「がんばっと!!玉浦」というグループです。宮城県岩沼市も津波でお米が作れなくなりました。しかし諦めませんでした。
合言葉は、「ダメ!無理!!」は絶対に口にしないということです。先にできない理由を見つけて挑戦を避けることはしませんでした。
現在は米作りを再開しています。彼らの話を一度聞いてみたいと思いました。土居さんと協力して講演会を企画することにしました。
足柄平野の農業が高齢化で衰退しつつあります。耕作放棄地も増えています。郷土の偉人二宮金次郎先生が生きていたら嘆くことでしょう。
今年一月に二宮先生の「一円融合」から名前を取って「あしがら平野一円塾」を立ち上げ足柄の農業の再生のお手伝いをすることにしました。
一円塾の面々が「がんばっと!!玉浦」や現地で支援しているボランティアの話をぜひ聞きたいので一円塾の発会記念イベントしようと決まりました。
開成町を挙げてのお祭りあじさい祭り期間中の6月14日の土曜日開成町民センターの大鍵室で行うことになりました。
被災地から来られた方に水田のあぜ道に咲くあじさいを見てもらうこともできます。土居さんたちと協力し合っていい催しにします。