神様と町づくり

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昨日、小田原城のほど近くにある報徳二宮神社で例祭がありました。報徳二宮神社は、今年で創建120年だということです。境内は新緑の季節が近いことを告げていました。

直会の席で宮司の草山明久さんがあいさつされました。「地域に貢献する神社」という観点から話をされました。新たな視点だとハッとしました。

報徳二宮神社は、3・11の後、津波によって町が破壊された宮城県気仙沼の支援をただちに行いました。宮司自ら何度も現地入りしています。

株式会社を立ち上げて農業を側面支援しようと小田原の農家の作ったレモンを原料にサイダーやドロップを作って販売も手掛けています。好評です。

草山宮司は、こうした取り組みを推譲事業と表現されていました。二宮尊徳の教えの柱の一つです。富の一部を社会に還元することです。

秦野の出雲大社相模分祠の草山清和宮司も町づくりに積極的に関わってます。オリンピックのある2020年までに植樹を17万本と目標を掲げてます。

なぜ17万本かといいますと秦野市の人口と同じ数です。しかも普通の植樹ではなく、土地の本来のふるさとの樹木を植えようとしています。

横浜国立大学名誉教授の宮脇昭方式の植樹です。半端な取り組みではありません。宮司自らが行動し著名な人たちをどんどん巻き込んでいます。

これから日本は少子高齢化は加速します。地球環境の悪化も著しいです。日本も世界も、厳しい局面です。どう時代を切り開いていくかが本当に問われます。

しかしいきなりどでかいことはできません。地域に根差して一歩ずつ実践するしかありません。神様が町づくりに立ち上がってくれることは頼もしい限りです。

神様というと近寄りがたい存在に思えてしまいます。しかし神様の根源は愛だと思ってます。私たちの日本と地球を救う活動を強力に応援してくれるはずです。