2025年の誓い、本当の自分探し
新年あけましておめでとうございます。
おめでとうの「め」は「芽」だという説があります。
「あたらしい道」の杉田廣善さんから教えてもらいました。
何度かブログで紹介した94歳の方です。
故・松木草垣(そうえん)女史の教えを身近で学んだ方です。
「あたらしい道」としてまとめられ松木女史の教えを杉田さんは語り継いできました。
人間には根があってその根が育って「芽」が出るのがめでたいということです。
94歳の杉田さんの語りは味があります。
その杉田さんより先月連絡がありました。
会報の原稿を打ち込む方が体調不良で手伝って欲しいとのことでした。
杉田さんはA4判で20 頁ほどになる会報を毎月発行しているのです。
知力体力、それと精神力は半端ではありません。
一方原稿の打ち込みははかどらず大みそかギリギリまでかかってしまいました。
面目ありません。
今年の新年号の表題は「道の極意」となってました。
「助かるとは何か」という問いが書き込まれていました。
一般的には自分の身が助かるという風に思いがちですがそれは短絡だというのです。
欲を捨て自らの内にある徳を見い出すことが本当の意味で助かることだというのです。
普段使っている助かるはうわべに過ぎないとガツンとやられた気分です。
古代ギリシャの哲人ソクラテスの「汝自身を知れ」と通じると思いました。
世が乱れるのは助かるほんとうの意味が分かっていない人が増えていることになります。
自分だけを守ろうとすれば対立が生じるのは当たり前です。
ここからがあたらしい道の真骨頂です。
日本人は肚の底に万物を創生した天の分かれである「みたま」を有しているといいます。
「みたま」と誠実に向き合っていれば自ずと自分の徳を見い出すことができるとしています。
「みたま」は欲にまみれた自分ではなく本当の自分だからです。
よく言われる自分探しの本来の意味はこれだと思いました。
2025年、「本当の自分探し」を目標にします。