防災拠点を内陸部に置き防災力の向上を図る
将棋で王将は奥まったところの真ん中に座ってます。
国の在り方も本来はそうです。
日本の場合はすべてが東京に集中してます。
効率は良いですが非常事態があればもろいです。
都道府県単位で見ても同じことが言えます。
中枢は県庁所在地に集中です。
町長時代に神奈川県庁の移転運動を盛り上げようと動きました。
県央や県西部の首長を中心に賛同を得ることができました。
会長は当時の厚木市長の山口巌さんにお願いしました。
内陸部の県央地域の中心都市で県の総合防災センターがあることが理由です。
勉強会を重ねたのですが山口市長の交代で運動はしぼみました。
山口さんの息子さんの貴裕さんが市長に就いてますので再び盛り上げることを期待します。
前回の失敗を教訓にして欲しいです。
県庁移転はハードルが高すぎますので防災機能の充実を訴えたらどうでしょうか。
県庁も県警本部も横浜市役所もすべて湾岸部に集中立地は危ういです。
県全体を見渡して災害対応の指揮をとる県の役割が果たせない恐れがあります。
県総合防災センターに防災機能を集約するのが適当です。
いわば神奈川県版の防災庁の設置です。
ここを司令塔として県内各地に救援基地を置けば県全体の防災対応力は上がります。
地盤が良くて地震に強い開成町はその候補地のひとつです。
こうした考え方は国にも応用できます。
3・11の経験からすると沿岸部に防災の司令塔を置くのは危ないです。
さいたま新都心に中央省庁の合同庁舎があります。
霞が関が中心の発想は変わっておらず関東エリアを受け持つ役所の集まりです。
防災に関しては日本列島全体を視野に入れ新たな拠点の適地を考える必要がります。
中部地方の内陸部が望ましいと思います。
石破総理の肝いりで防災庁の創設準備が始まっています。
同時進行で設置場所の検討を始める必要があります。
わが地域こそ相応しいと考える中部地方の首長は手を挙げたらよいです。
防災庁設置論議の中心議題のひとつです。