7月7日に日中関係の未来を拓く集い。

昨夕、日中関係を良い方向に持って行くためできることをしようと話し合いました。7月7日に横浜駅西口のかながわ県民センターで催しを持つことにしました。

元神奈川県副知事の久保孝雄さんと横浜日中友好協会会長の飯田助知さんが共同代表、私が事務局長になって進めることになりました。

催しのタイトルは、大きく「日中関係の未来を拓く!」と未来を見据えました。若者たちに参加を促していきたいという思いも込めました。

副題は、「国交正常化に命を賭けた経済人、岡崎嘉平太に学ぶ」としました。経済の現場を知っている人ならば現況の日中関係を憂慮しているはずです。

経団連の米倉昌弘会長が退任を来月に控えた記者会見で「心残りは日中関係。隣国とは相互理解を深めないといけない。」と発言しています。

日中国交正常化に命をかけた一人の経済人がいました。元全日空会長の岡崎嘉平太さんです。岡崎さんの熱い思いを描いたNHkのドキュメンタリーを視聴します。

1972年の日中国交正常化から35周年の2007年に放送された作品です。タイトルは「命をかけた日中友好 岡崎嘉平太」です。

DVDを見た後に岡崎嘉平太さんの三男の眞さんに父の思い出を語っていただきます。全部で2時間半ほどの催しになります。

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(写真は、現在の盧溝橋 ウィキペディアより)

7月7日は、日本では七夕です。1937年の7月7日、北京市郊外の盧溝橋で軍事演習中の日本軍に発砲がありました。8年続いた日中戦争の端緒です。

今日中関係は、厳しい局面を迎えています。万が一にも日中間で再び戦火を交えるということがあってはならないことは多くの国民の願いです。

今もう一度日中国交正常化に命を賭け、周恩来総理との深い信頼感を築き上げて正常化の原動力になった経済人の思いを見つめ直すことは意義あることだと思います。

そしてその催しの日が日中戦争が始まるきっかけとなった盧溝橋事件の日です。日中不戦への思いを込めた催しにして行きたいと考えています。