石破政権崩壊のカウントダウン?

マスコミ各社の予測では与党過半数は難しそうです。
過半数割れすればただちに石破総理退陣が当然です。

8月9月は自民党総裁選挙の季節となります。
永田町は夏休みが吹き飛ぶのが常識パターンです。

万万が一があるかもしれません。
誰も火中の栗を拾いたくなくて石破総理のままの可能性です。

あり得ない想定も考えておかなければならないのが今の自民党です。
世襲政治に冒され闘争心が衰えた政権政党の断末魔が聞こえて来るようです。

石破総理の参院選戦略は、ずれてます。
争点を現行体制の堅持に持って行かなければ苦境を脱せないのにそうしませんでした。

ばらばらの野党に政権を渡して日本は大丈夫かを真正面から問う必要がありました。
野党の最大のアキレス腱だからです。

国際軍事情勢の悪化を始めトランプ関税もあって体制を問うタイミングでした。
それなのに野党が仕掛ける減税論議にはまってしまいました。

日本の財政はギリシャより悪いと発言しておきながら現金給付を公約しました。
自ら墓穴を掘ったようなものです。

野党第一党の立民もだらしないです。
政権交代と言いながら内閣不信任案を出さず勝負から逃げました。

与党とのなれ合い志向の政治は参政党や国民民主党を押し出す原動力となりました。
若い世代の票が与党と対峙する気概がない立民から他の野党に流れるのは当然です。

野田代表は避けたかった政局の大混乱に向き合うことになります。
野党を束ね主導権を取るのは難しいです。

混とんとする政局の中で起死再生の一手があるとすれば無所属議員の決起です。
与党と野党を橋渡しできる政権構想を掲げるのが役目です。

トランプ関税への対応、消費税をはじめ争点となった税制の扱い、社会保障改革の進め方。
3項目が当面の焦点です。

加えて防衛力の強化と財源の確保が続きます。
新たな連立政権へつながる基本合意となります。

政治が極度に不安定なことを望む国民はいないでしょう。
無所属議員の決起を待ちます。