70歳、古希になって思うこと
本日誕生日で古希、70歳になりました。
長寿社会の今日では高齢者の入り口です
若かりし頃を懐かしむ方もいられますが私は違います。
年齢を重ねるにつれて人生の見方も成熟してきて成長を実感することができます。
若いころの綱渡りの危うさを思い出すと逆に背筋が寒くなります。
今ならもっと落ち着いて対応できると確信があります。
しかし危うい経験は無駄ではありません。
若い人たちに心の持ちようを自信をもって伝授できます。
人生を歩むうえでいちばん厄介な感情は恐怖心です。
自分を守ろうとする人間の本能ですので消すことはできませんが御すことはできます。
そうした能力を身に着けるには体験する以外に手はありません。
上手く行くいかないではなく体験を経ればそれだけ不確実さへの対応力がアップします。
若い時に冒険が必要なのはこのためです。
破天荒なことに挑戦してもそれは必ず血となり肉となって後の人生に活きます。
70歳になって新たな出発点に立っていると思います。
残り人生を30年と定めています。
荒唐無稽な欲望ではありません。
母が今年8月103歳で天寿を全うしたことを目の当たりにしたからです。
亡くなる前の年の11月までは頭はしっかりしていて判断も的確でした。
お手本にしようと決意しました。
老練な判断力があれば若い人に適切に助言ができます。
感謝されることになれば励みになりますので有効な助言をしようとさらに努力するはずです。
もちろん身体が丈夫でなければなりません。
それは日ごろの習慣で培われます。
母は農作業でした。
私も見習って雑草の刈り取り作業ぐらいは汗をかこうと思って実践してます。
老いてますます意気軒昂。
こうなれば年を取ることが楽しみになると思います。
30年走りたいです。
使命を果たせなくなったら笑ってこの世とおさらばが理想の生き方です。

