小選挙区マジック惑わされずに実態を見る
自民党のまれに見る圧勝劇であったことは事実です。
比例代表で2100万票を獲得しました。
2004年の小泉郵政選挙の2500万票超には届かないものの2千万の大台を突破しました。
22年ぶりのことです。
得票率で言えば37%です。
意外に思われる方もいるかもしれません。
自民党が全議席465議席中の3分の2以上の316議席を得たこととのギャップです。
289議席が小選挙区制であることにその原因があります。
いわば小選挙区マジックです。
1人を選ぶ小選挙区制は相対的に勝った候補が議席を得ます。
衆議院は小選挙区と比例代表の組み合わせです。
比例代表で37%の得票率でも圧倒的な議席を得ることができるのです。
世の有権者の3人に2人以上が自民党に入れたのでは全くありません。
投票した人のうちの4人に1人強が自民党に入れたに過ぎません。
投票所に行ったのは2人に1人強ですので有権者全体の5人に1人強です。
周囲がすべて自民支持者と考えるのは思い違いです。
この事実を踏まえることは大切です。
周りがほとんど自民支持者だと考えてしまうと委縮してしまうからです。
連立与党の維新を加えてみると45%の人が投票した計算です。
有権者全体でみると4人に1人弱が与党支持者であるに過ぎません。
小選挙区制は大きくて勢いのある政党の議席数を押し上げる効果があります。
強い政治を断行するための制度だと言われる理由です。
実態は有権者が自民一色に塗り固められている訳ではありません。
有権者はしっかりと政策を見極め臆することなく態度を表明することが大切です。

