気分は”高市派”現象を直視する

鋭い感性を持っていれば今回の高市旋風は予測できました。
昨年10月の自民党総裁選の時点でです。

党員投票で圧勝したことが前兆でした。
高市119票小泉84票林62票、決選投票では36都道府県連が高市でした。

石破政権に党員や県連はへきえきとしていたのです。
評論するだけの政治に背を向けていました。

マスコミの世論調査はタカ派傾向を示していました。
その空気感が今度の選挙で実際に示されました。

見誤りました。
タカ派傾向に対し有権者はバランスをとるはずとの思い込みがありました。

結果は真逆でした。
高市現象に乗り遅れるなという有権者心理が広がったと思います。

高市現象を読み解くためには自民党総裁選を更にさかのぼることが必要でした。
昨年7月の参院選です。

参政党が14議席を獲得して存在感を示しました。
スローガンの”日本人ファースト”はちょっとした流行語でした。

高市総理の誕生はタカ派で強い政治を好む層を呼び戻しました。
”気分は高市派”という漠然としたタカ派が国民世論の中に誕生しました。

自民党は小選挙区マジックにより得票率に比較して圧倒的な議席を得ました。
衆議院の議場内の空気は一変し自民党が制覇した印象です。

衆議院は当分の間選挙は想定できませんのでこのままです。
”気分は高市派”にいることの高揚感を持続させる効果があります。

壊滅的敗北を喫した中道の再起にとっては高い壁です。
自民党が少数のままの参議院の重みが増さざるをえません。

立民と公明に分かれている参院で連携を保ち闘えるかです。
中道の反転の最大のカギとなりました。