2・26事件と湯河原2~新たな出会い~
1日湯河原の町営温泉施設で開かれた2・26事件の講演会は聞きごたえがありました。
午後2時と4時2回参加しましたが大盛況でした。
青年将校の遺族は天皇から逆賊とされ一族のその後の歩みに暗い影を落としました。
殺害された遺族も記憶を完全に消し去ることは不可能です。
こうした関係のただなかで輝きを放つ交流もあります。
殺害された渡辺錠太郎教育総監の遺族と殺害した青年将校の遺族の交流です。
青年将校の名は安田優(ゆたか)少尉です。
弟の善三郎さんが講演会に登場しました。

御年100歳で医師である息子さんらに付き添われ御用邸のある葉山町から参加されました。
渡辺教育総監の娘の和子さんとの長年の交流を語りました。
和子さんはキリスト教系の大学の理事長を務められた修道女です。
『置かれた場所で咲きなさい』というベストセラーの著者でもあります。
和子さんが2・26事件の青年将校の法要に自ら参列されたのが交流のきっかけでした。
事件を目の当たりにした和子さんだけにその行動の崇高さは計り知れません。

湯河原の光風荘に滞在していた牧野伸顕元内相を襲撃したのは河野寿大尉です。
河野大尉の親族が参加されてました。
河野大尉が負傷し入院した熱海の病院に勤務することになったということです。
何かの因縁です。

光風荘保存会のメンバーで湯河原町議の上田尚彦さんが講演を締めくくりました。
光風荘が残っているから様々な新たなつながりができると語ってました。
歴史の証人である光風荘は残さなければなりません。
人々が集い過去を雄弁に語る場に変身できるからです。


