トランプの戦争に巻き込まれてはならない

中国の兵書『孫氏』の冒頭の一節。
「兵とは国の大事なり」。

戦争は国家にとって一大事ということです。
これに続き孫氏は徹底した熟慮が不可欠だと諭してます。

日本が置かれている現在の状況と重なります。
トランプ大統領がホルムズ海峡への艦船派遣を求めてます。

自衛隊の派遣は一歩間違えればイランと戦争になります。
慎重なうえにも慎重な対応が必要なことは言うまでもありません。

日本は自衛隊派遣についてアメリカの圧力にさらされ続けてきました。
今度の相手はトランプ大統領ですので厄介です。

1990年8月イラク軍のクウェート侵攻で湾岸戦争が勃発しました。
アメリカから「ショウ・ザ・フラッグ(態度を鮮明にしろ)」と圧がかかりました。

海部総理は130億ドル(1兆5千億円)にも及ぶ巨額の支援を行いました。
しかしクウェートからは支援国として扱われませんでした。

2003年3月アメリカはイラクに対し軍事侵攻を開始しました。
イラク戦争です。

イラクが大量破壊兵器を有しているとの理屈でした。
日本に「ブーツ・オン・ザ・グラウンド(足跡を遺せ)」と圧がかかりました。

小泉総理はイラクの復興支援にあたるとして自衛隊派遣を決定しました。
自衛隊が初めて戦争国の地に立ちました。

原油輸入量の96%を中東に依存する日本は深刻な危機です。
しかし直ちに国家存亡の危機だとは言えません。

アメリカが始めた戦争のために血を流すわけにはいきません。
停戦だけが危機を救います。

停戦合意さえあれば艦船派遣をはじめ手が打てます。
トランプの戦争に巻き込まれてはなりません。