『戦争と民衆』最新号より
小田原地域の戦争の歴史を丹念に追っている『戦争と民衆』最新号が届きました。
第96号です。

編集責任者は私と高校の同級生の井上弘さんです。
大学院生だった1979年から取り組みを続けてます。

最新号には私と軍人だった父とのやり取りが載ってます。
普通の家庭の父と息子の関係ではありませんでした。
物心ついたころから耳にタコができるぐらい勇猛果敢に闘ったか聞かされました。
1945年8月9日旧ソビエト(現ロシア)軍が満州(現中国東北部)へ侵攻してきました。
今のウクライナだと思ってもらえればよいです。
父は国境の最前線で徹底抗戦の大隊長でした。
千人を越える部下が戦死しました。
父は戦後軍人が戦わずに逃げたと後ろ指を指されていることに怒ってました。
身を挺して侵略を阻止しようとした事実を埋もらせたくなかったのだと思います。
植民地であった朝鮮出身の兵士もいたということです。

父がいると家庭は緊張感がありました。
私が弱気なことを言おうものなら”負けてたまるか”が全てと注意されました。

その父が遺した手記の最後は意外なひとことでした。
平和がいちばんだというのです。
いつもの父の言動と落差があります。
将来ある若者たちを死に追いやってしまったことへの悔恨の情からだと思います。
「戦争で死ぬための世代を作ってはならない。」との父の言葉につながります。
イラン戦争勃発で国際情勢が荒れている今かみしめなければならない一言です。
『戦争と民衆」最新号購読希望の方はお送りします。
junwid1106@gmail.comまでご連絡ください。

