東アジア文化交渉学会の結果報告

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(5月9日、10日 東アジア文化交渉学会 開成町福祉会館)

3日、東アジア文化交渉学会の結果報告が開成町役場の担当者からありました。会計も全て目途がついたということでした。

学会が終了してからあっという間に1カ月になろうとしています。開成町役場の担当スタッフはこの間学会事務局と最終的な調整をしていました。

一番大変な会計処理です。結果は、予算時点で考えられた通りの支出で全て賄えることになりました。一安心です。

町の補助金は100万円以内で主として町主催の歓迎式典や会場設営に充てることにしました。不足分は、企業・団体と学会という役割分担でした。

バッチリでした。町の補助金も100万円以内で企業と団体からの寄付が50万円、学会が100万円でほぼ予算どおりでした。

学会員以外の方からの参加もありましたのでその分の参加費を加えますと総額270万円ほどの決算となりました。

参加人員は学会が115人で一般参加者が62人でした。開成町の一般参加者はそのうちの3分の1でした。

開成町婦人会の皆さま、開成町飲食店組合の皆さま、開成町食生活改善推進員の皆さま、阿波踊り上島紫粋連の皆さまらが協力して下さいました。

足柄の歴史再発見クラブや役場、学会も含めますと300人ほどが関わった催しでした。小さな町としては大きな取り組みでした。

3日の会合でそれぞれ感想を話していました。大変だったけれども外国人の方をおもてなしするという貴重な体験をさせてもらったと言ってました。

私からはめったに無い体験を活かして町民と一緒に何かを創り出すという姿勢でこれから仕事をしてもらいたいと激励しました。

歓迎のパーティーで文字通り駆けずり回っている役場の職員の姿は鮮烈な印象でした。本当にご苦労様でした。

足柄の歴史再発見クラブは10年の節目を迎えました。記念の年にこのような大きな取り組みに関わることができてうれしい限りです。

中国から民間の郷土史研究者を招き交流することもできました。治水神・禹王の生まれ故郷といわれる河南省との交流を大切にしたいです。

少林寺拳法で有名な河南省・登封市から来られました。1998年10月、神奈川国体の年、開成町は少林寺拳法の会場でした。

登封市との交流を進めれば治水神・禹王をテーマにした交流から少林寺拳法へと広げることができるかもしれません。

歴史からスポーツ分野に拡大です。元気が出そうな交流です。是非実現したものです。早速投げかけてみます。

まずは来年秋を目標に登封市を訪問して民間の研究者同士で治水神・禹王のシンポジウムの開催を目指したいです。

準備期間は1年半ですので余りありません。禹王の生まれ故郷で日中双方の研究成果を披露して共通の文化の基盤を確認したいです。