6月26日、小田原で岸井成格さん講演会。
斬新なまちづくりを展開し地域活性化を目指す場合、鍵となるのは人材です。よそ者、若者、ばか者が必要だとの指摘があります。
よそ者とは、一言でいえば他都市から移住した優れた人材の活用です。若者は、いつの時代にも新鮮な発想で活気を与えてくれます。
問題は、ばか者です。どう解釈すれば良いのでしょう。私は私利私欲なく夢中になって行動する人と考えています。地元からばか者が出てくればバランスが取れます。
最近、ばか者の典型とはこういった方かもしれないと思う人物と交流があります。よくそんなに時間があるかと思うほど数えきれないほどの活動をしています。
自然エネルギーの普及から、脱原発、ミカン山の休耕田の再生、参議院選挙に向けて野党共闘の呼び掛け。協同の町づくりというのもありました。
小山田大和さんという方です。小田原出身ですのでよそ者ではありません。若いですけれども、すでに中堅です。残るジャンルはばか者です。
本業は、小田原商工会議所の鈴木会頭が経営者の仲間と結成した「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議」の事務局長です。
自由自在に動けているということは鈴木さんの理解があってのことです。鈴木さんも小山田さんのばか者ぶりに何なんらかの期待を寄せているのではないでしょうか。
驚くのは次々と人脈を構築する図々しい能力です。脱原発では小泉純一郎元総理とつながりが出来て大きな講演会を成功させています。
安倍政権の一強時代は日本の進路を危うくすると野党共闘の大切さを喚起する市民運動も熱心です。つい最近共産党の6000人集会に招待され一席ぶったということです。
その小山田さんから新たな催しの招待がありました。TBSのニュース番組のキャスターを降板した岸井成格さんを招いての講演会です。
6月26日(日)「原発に頼らない暮らしを考える市民フォーラムin神奈川」というタイトルで主催は小山田さんの本業のネットワーク会議です。
岸井さんは、森づくりの運動のNPOの理事長を務めているということで自然環境の保全や自然エネルギーの活用が主なテーマだということです。
しかし参議院選挙の真っ最中の催しです。安倍政権の政治をどう見るかも当然語られることと思います。政権のメディアへの圧力の実態に関心があります。
時間は、午後1時より、場所は、小田原お堀端コンベンションホールです。入場無料です。問い合わせ先は、0465-24-5180、suzu@air.ocn.ne.jpまで。
ばか者は多忙です。跳び回ってます。しかし、いつ会っても元気です。時代を回せと天からエネルギーが常に補給されているからでしょう。
見る前に跳んでいたばか者も、いずれ地に足を付ける時が来ます。ばか者が本物となってまちづくりのリーダーとなれるかどうか決め手は仲間たちの信頼です。
ばか者のうちに種をまきどんどん人脈を広げて信頼を勝ち取ることが出来たのならば大きな仕事が出来ることでしょう。どのような人生を歩むか楽しみです。