安倍政権の最大のアキレス腱は歴史認識。
安倍政権は、アベノミクスを旗印に世論調査で怒とうの進撃を続けています。昨日は主権回復の式典も行い参議院山口補欠選挙でも勝利し更に基盤を固めてたとの報道が目立ちます。
しかし、政権を瓦解させかねない火種もあります。私は、戦争責任をどう捉えるかという歴史認識が一番の問題だと思います。安倍総理は、先の戦争は、侵略戦争ではないとの立場です。
だから閣僚の靖国参拝を容認します。侵略戦争であったことは自明としている中国や韓国が、先の戦争の首謀者を英霊にしている神社に参拝は許されないと反発するのは当然のことです。
歴史認識は、憲法9条をはじめとする憲法改正と密接不可分です。大義のある戦争をやったのにアメリカに憲法を押し付けられるのはおかしい。憲法を変えるのは当然だということになります。
日本は大義のある戦争をやったと主張することはかつての敵国アメリカに真っ向勝負を挑むのと同じです。その一方で、アメリカとの軍事同盟は強固にするという路線は両立しません。
アメリカの有力紙も安倍政権の歴史認識を懸念していますが当然です。歴史認識は、アメリカが頼りの安倍政権が抱える最大の矛盾です。政権を危うくさせるアキレス腱です。