酒匂川流域の関係自治体で日本写真測量学会を誘致しよう!
最先端の測量分野がいかに進歩し実際の河川管理に応用できるかについてブログで紹介してきました。流域の関係者に直接聞いてもらうのが一番です。
日本写真測量学会の学術講演会を誘致すればよいのです。富士山を源流とする酒匂川流域の関係自治体で誘致したらどうでしょうか。
関係自治体のトップの皆さんに測量の進歩によって新たな河川管理の在り方が拓かれようとしていてそのモデル地域になれることを知って欲しいです。
静岡県と神奈川県の両県にまたがる水系で両県が管理主体ですので両県の責任者、すなわち知事に訴えかけるのが重要です。
両県が動けば当然国土交通省も応援してくれます。そうなればかなりの重みのある学術講演会となります。テーマは流域全体の治水です。
これは現代の最も重要な課題の一つです。流域を一つのまとまりとして考えて治水を行ことの重要性は昨今の集中豪雨で自明のこととなっています。
しかし県管理の河川では県が異なると意思疎通はそう簡単にはいかないという重大な欠陥があります。この落とし穴をふさぐきっかけになります。
今年の日本写真測量学会の秋季学術講演会では水の底の河床を把握できる最先端レーザー計測の実証実験の結果が盛んに発表されていました。
7年前の集中豪雨で上流部を中心に水系が乱れている酒匂川の管理の応用が可能です。また上流部のダムの管理にも最先端技術を活用すべきです。
学会を誘致することで関係者が一堂に会し問題の重要性をよく認識してもらえる端緒となります。是が非でも実現したいものです。
学会開催に合わせて酒匂川をテーマに様々な研究発表を募集して論文コンテストし賞金を出すこともアイデアです。若い研究者の研究意欲をそそります。
また同時に子供たちを招いたワークショップを開いて最先端測量の実際やドローンを使った測量の実際を見てもらうのも面白いです。
子供が参加することですそ野は大きく広がります。また、学会としても研究開発に閉じこもるだけでなく未来を担う子供たちへ開かれることなります。
もう一つ思わぬ効果として女性の社会進出を喚起する場ともなります。最先端の写真測量の分野、理系女子の活躍が目立ってます。
地元としても学会関係者だけで200人近くが参加する催しとなります。関係する行政が参加すればもっと大掛かりなイベントとなります。
行政が呼び掛けて地域住民に参加してもらい地域と行政そして学会が三位一体となって取り組んだら参加者も増えて画期的な学会となります。
地域の宿泊施設の活用や学会終了後の観光施設の見学により経済効果も見込めます。関係自治体が力を合わせて実現するにふさわしい取り組みです。
地域の治山治水と地域の活性化が一挙両得でさらに地域の未来を担う子供たちが関心を持ってもらえれば最高ではないでしょうか。
(酒匂川水系保全協議会HPより)
「富士山と酒匂川流域 噴火と減災を考える会」が立ち上がっています。住民主導で関係自治体に協力を呼び掛けて実現へと動きます。