かつてはそれぞれの地域にローカル新聞があって地域の首長や議員、行政に取材して地域密着の政治の話題を提供していました。

私の住む神奈川県の足柄上地域でも「自治新報」「富士新聞」「岳陽新聞」と3紙も並立していました。地域の政治に対する関心が高かったことの証左です。

経営者でもある記者も年を取り閉鎖を余儀なくされ3紙ともなくなりました。ローカル新聞不在の状態を代替しているのがタウン紙です。

タウンニュース、ポスト広告と2紙が地域政治の話題を折に触れて提供しています。ただしかつてのように地域政治一色では全くありません。

タウン紙は、新聞折り込みで無料配布です。地域の企業から広告料を取り経営を成り立たせていますので地域政治記事で紙面を埋めるわけにはいきません。

足柄上地域では毎週土曜日に配布されるタウンニュースの存在が大きいです。ホットな地域政治の話題はここから仕入れることが多いです。

昨今首をかしげる出来事がありました。担当記者がまるで一方的立場に立って振るまっていると疑念を生じる出来事がありました。

再三にわたりブログで紹介している開成町副町長の解任に関わることです。3月の年度末ぎりぎりの解任劇をタウンニュースが取材し記事にしました。

府川町長のコメントだけが掲載されていたので前副町長に確認しました。取材はあったということですがそのやりとりを聞いてあ然としました。

「副町長は町長に従う存在であるべき」との見解を示していたとのことです。明らかに町長側の視点に立って取材を進めたのではないかと疑念を持ちました。

町長も副町長も町をよりよく住みやすくするために存在するのが最上位の大義であって副町長は町長に一方的に従属する存在ではありません。

町長の姿勢が町にとって好ましくない時には身を挺して諫言するのは副町長の大切な役割です。開成町の小澤前副町長はそうした存在でした。

府川町長はずけずけものを言う小澤前副町長の存在が煙たくなったと私はにらんでいます。こうした背景を読み取らず一方的な見方は好ましくありません。

後任の副町長を決める町の臨時議会が昨日ありました。賛成9人反対2人で町長の提案した後任人事が決まりました。若干の議論があったと伺いました。

後任人事に関連して議論の進め方について質疑した女性町議に対しタウンニュースの記者が電話をかけて違和感があると感想を述べたというのです。

その後付け加えて「誰かに言わされているのか」と質問したというのです。ひょっとして私のことを念頭に置いているとしたならば見当違いです。

女性町議は即座に否定し質問は自らの意思によるものだと反論したといいます。よほど癇に障ったのか私にもこうしたやり取りがあったと伝えてきました。

女性町議は同僚議員にも事実を伝え議論したと話してました。記者として一線を越え、公平さに欠けた取材姿勢だと私は思います。

タウン紙が影響力を増大させている今日必要なのは厳正公平な報道姿勢です。取材記者の安直な思い込みや肩入れは徹底して避けるべきです。