橋下維新の失速
日本維新の会の共同代表の橋下大阪市長と石原慎太郎さんの関係がおかしくなってきました。橋下市長の慰安婦発言の時はかばっていた石原さんがひょう変しました。
橋下市長切りでしょうか。背後に何かうごめいているように私には感じます。橋下市長に言いたい放題言わせておくと厄介だから切るきっかけを石原さんが提供しているように見えます。
都議選と参議院選挙を前に選挙に不利になるようなことを今言わなくても良いのになぜ言うのかさっぱりわかりません。選挙に負けたくて発言している風にしか見えません。
負ければ橋下市長は代表を降りざるを得ません。そこが狙いなのではないかと私には見えます。そう考えないとこのタイミングでの石原発言は理解できません。
橋下市長とは橋下市長が大阪府知事時代首長連合を立ち上げた仲間です。２００９年中はしばしば会って地方分権改革をめぐって意見交換していました。
橋下当時の大阪府知事とは、地域から日本を変えようという一点で一致していました。その線に沿って橋下市長は大阪維新の会を立ち上げて国政に地方から揺さぶりをかけました。
石原さんと組んでからおかしくなりました。原発に対する方針もいつの間に変ってしまいました。橋下、石原の二頭立ての馬車は、いまや崩壊寸前に見えます。
何かを変えてくれるのではないかという維新の会への期待が感は失望感に変っています。政治へのシラケとなりかねません。自民党にとってはこれまた有利な状況となります。
橋下さんとは思想信条は異なるとはいえ地方から日本を変えるという熱い気持ちは共有していました。この根っこの情熱はきちんと堅持し政治へのシラケに一撃を与えなければなりません。
