福島から

昨日福島の原発事故の今を見てきました。目に見えない恐怖の深刻さを実感しました。津波の被害は目に見えます。だから対処ができます。しかし、放射能は見えません。近づくなと言われます。

結果として放置されます。死の町となってしまいます。人の手が入りませんので耕作地はたちまち荒れ出します。手が打てません。先行き不安にならないほうが不思議です。いたたまれません。

 

仮設住宅は二人で四畳半。農家で大きな家にすんでいた人にとっては苦痛そのものです。国会議員の方は一緒に住んでもらえば解ると被災者の皆さんが言われていました。でもほとんど現地に来ないと言われてました。

 

現場を知らずに机上の空論で対策をとることの愚かさに気づかなくてはなりません。現場に行くことから全てが始まります。その基本が出来ていないことを痛感しました。

南相馬市の桜井市長は、冷静に厳しい言葉を投げ掛けていました。国会議員もメディアも本当のことを観ようとしないと追及していました。

私は町長出身です。一日だけでしたが福島の原発事故後の現状を確かめることができたことは本当に貴重な体験でした。私もお手伝いできることが多いと思いました。

地域で町を実際に作ってきた実績が大いに発揮できます。今日から始まる参議院選挙で福島を忘れてはならいと訴えます。復興に町長出身の露木が取り組むと強調します。
 
     
南相馬・桜井市長、阿部知子さんと
  
福島での映像はこちらでご覧頂けます。
2013.07.03 福島へ行ってきまし【動画 4本】https://junwind.net/?info=2013-07-03
 

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