進化を続ける瀬戸酒造

瀬戸酒造は、開成町の田園地帯で江戸時代末期に創業し「酒田錦」のブランドで酒造りを続けてきました。

1980年に自前での醸造を断念しました。2018年に復活を遂げました。東京のコンサルタント会社が手がけました。

再生して初めて作った純米酒がフランスのコンクールで受賞して大きな話題となりました。

私の友人にシカやイノシシといったジビエでまちおこしが出来ないか挑戦を続けている方がいます。

彼から町おこしを実践している若い方々を紹介されました。早速、Zoomでリモート会議をしました。

私が瀬戸酒造の取り組みを紹介したところぜひ見てみたいということなので10日に案内しました。

森隆信社長が2時間以上時間をとってくれましたので最新の動きについてじっくりと伺うことができました。

森社長に紹介したのはメガバンク系の会社でコンサルタントを行っている女性で入社3年とのことでした。

新型コロナのまん延で海が見える地方に移住したいと考え小田原を選んで引っ越したということでした。

瀬戸酒造まではなんと自転車できました。ママチャリではなくサイクリング専用の自転車でさっそうとしてました。

お酒などの日本の匠の技を使った産品を海外に紹介し販路を広げる仕事をしているということでした。

イタリアが大好きでイタリアと日本との交流で双方がウィン・ウィンになれるようなビジネスを考えていました。

森社長が最近手掛けている「酔狂落語」について紹介しました。最初聞いた時お酒と落語…?と首を傾げました。

瀬戸酒造の酒造りの特色は超が付くほど多品種少量生産です。おしゃれな名前のブランドが次々と誕生します。

いざ、ぴいひゃら、月が綺麗ですね、かくかくしかじか、手の鳴る方へ、風が吹いたら。

全部お酒の名前です。毎年続々と誕生します。このブランドにあった創作落語を作るのです。

演じるのは、プロの落語家ではなくAKBなどのアイドル女子たちです。東京都内で演じるのです。

第2陣のプログラムを見せてもらいました。今月18日から27日まで行われライブ配信もあります。

いつの間にこんなアイデアが生まれたのかと仰天しました。聞いただけで楽しくなりました。

いっしょに話を聞いていたイタリア通の若い女子はイタリアでも受けると大ノリでした。

ベネチアのゴンドラに乗りながら落語を聞いて日本酒をたしなむなんて最高だと思いました。

イタリア人に落語の味わいを理解してもらえれば、日本酒の販売の方にもつながりそうです。

夢は限りなく広がります。この手の話し、どうせ無理だからと制限をかけてしまってはそこでおしまいです。

制限を取っ払って自由自在に夢を膨らむすことから新たなアイデアが湧いてきます。

森社長の実践力と若い女子力でイタリアでの日本酒キャンペーン、是非実現してもらいたいものです。

瀬戸酒造に伺うとわくわくしてきます。コロナ下で逆に訪問客は増えているとのことです。わかるような気がします。

 

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