日本を救う熱い大和なでしこたち

昨日の午後、かやぶき屋根の古民家瀬戸屋敷で元気あふれる活動的な女性たちが集まりました。

主催したのは開成町議の下山千津子さんです。女性の政治参加などをテーマにした勉強会でした。

県西地域初の女性県議の佐々木ナオミさんが小田原から参加したほかは開成町の女性です。

ゆる体操の指導者、手話教室の代表、女性初の自治会長となった方も参加されました。

講師は弁護士の武井由起子さんです。憲法をわかりやすく解説する憲法カフェをはじめ多彩な活動を続けてます。

勉強会の前に復活なった酒蔵の瀬戸酒造の見学を全員でしました。私は会場の瀬戸屋敷で待ってました。

開始予定時間の2時になっても皆さん戻ってきません。15分遅れでした。買い物に時間を要したみたいです。

2時半からおよそ2時間の勉強会でした。武井さんのお話が1時間ほどであとは意見交換で盛り上がりました。

武井さんは、弁護士らしく論理的です。データに基づいて話されますので説得力があります。

弁護士になる前に伊藤忠商事の中国担当ウーマンとしてバリバリ活躍していた経験が活きてます。

伊藤忠の元会長で地方分権改革推進委員会会長だった丹羽宇一郎さんから武井さんのことを聞きました。

仕事ぶりを高く評価してました。丹羽さんは人物評価はかなり厳しい方なので記憶に残ってます。

武井さんは日本での女性の社会進出が遅れていることを各種国際データを参照しながら解説しました。

武井さんの結論は政治分野をはじめ女性が社会進出すればそれで問題解決するということではありません。

たとえ若い女性であっても有能であれば社会全体がその女性をリーダーに押し上げる社会体質を重視してました。

首相就任当時37歳だった若き女性を国家リーダーとしたニュージーランドを典型的な事例として挙げてました。

武井さんの意見に賛成です。若い男性も一緒です。才能ある人物に機会を与えなければ社会の活力が出ません。

日本では女性や若者を側面から後押しする立場に立つべき男性のベテランが居座り続ける事例が多いです。

日本が先進国の中で衰退傾向が著しいのは女性や若者を押し出す社会風土がないことに一因があります。

挑戦する気概が育ちません。常に前例踏襲で周囲の眼ばかりを気にしている社会に明日があるとは思いません。

何とかこの構図を壊したいものです。地方政治や各種社会集団の中で女性や若者の登用を重ねるしかありません。

武井さんの話を伺っていて心に響くのは武井さんは相当の愛国者だということです。

そんなことないと言われそうですが日本の衰退を心から憂いてます。何とかしたいという情熱をひしひしと感じます。

熱い大和なでしこと言って良いです。集った女性たちも思いを共有しているはずです。

こうした熱い女性たちがどんどん世に出て行けば日本も変わると希望が湧いてきました。

勉強会を継続して欲しいです。社会を変える情熱を持った熱い大和なでしこ養成講座となるでしょう。