香港は、中国共産党の一党独裁体制を支持しない限り地方選挙に立候補もできない制度改革が断行されました。

一国二制度は完全に消滅しました。香港民主派の闘志たちの心中を察するに余りあります。

言うことを聞かなければ牢獄ということになると戦前の日本の暗黒政治を想起させます。

中国共産党は日本の軍国主義をさんざんに批判し続けてますが自らだけは対象外のようです。

強権国家は時代の流れに逆行だと批判すれば香港は中国国内の問題で内政干渉だと反発します。

尖閣諸島は清朝時代に日本が中国から略取したものだと決めつけ中国の領土だとして耳を貸しません。

但し一連の主張は1960年代になって海洋資源が埋蔵されている可能性が明るみに出てからというのがみそです。

新疆ウィグル自治区での人権弾圧も欧米が制裁を科す事態になっていることは周知のとおりです。

こうした国と民間レベルで友好関係を築くのは常識的に困難です。無理して波長を合わせるのは苦痛です。

私は大学時代より中国に関心を持ち大陸に侵略した日本の戦争責任を直視すべきだとの考えで一貫してます。

しかし中国は習近平時代になってから国内では強権的、対外的には覇権主義的立場があからさまになりました。

盲目的に中国という国を是認するわけにはいきません。これまでの中国との民間友好推進の立場を転換しました。

戦前の侵略は認める一方覇権主義や自由や民主主義を弾圧する姿勢には断固反対の立場を取るべきと考えます。

全国日中友好協会も神奈川県日中友好協会も西湘日中友好協会も全て足を洗いました。

中国共産党一党独裁を認められなくても民間ベースでは友好促進だと聖人君主のような態度はとれません。

1972年の日中国交正常化以降親中国派が中国共産党に対し弱腰だったつけが今日の日中関係に出ています。

親中派はふたつに分かれます。言うべきことをきちんと主張する親中派がひとつの潮流です。

もうひとつは中国の主張をうのみにする潮流です。こちらは親中派というより媚中派とした方が良いでしょう。

そもそもお隣の大国を中国と総称してしまうのが正確に中国という国を把握する妨げになると思います。

中国の歴史は前の支配者を倒した覇者が皇帝となります。夏殷周秦漢隋唐宋元明清も別国と見るべきです。

現在の中国の支配者は中国共産党です。中国史を素直に見れば支配者は必ず滅びます。

中国共産党は、2049年の中華人民共和国成立100年までに世界強国を目指すとしています。

支配の永続化を狙っているのは間違いありません。民主主義を標榜する陣営は対抗戦略を練るべきです。

中国が中国共産党の独裁国家体制を終焉させ民主的な体制を樹立する画期となるような戦略構築です。

中国共産党を悠久の歴史を持つ偉大な中国の後継者と見てしまう色眼鏡を外すことが大切です。

中国共産党の独裁体制を過渡的現象と冷静に見ることにつながり民主陣営にとって有効な戦略を組めるはずです。