神奈川大学の政策過程論の講義が始まりました。オンラインのリモート講義を選択しました。

大学より対面式講義の検討を要請されましたが私はあえてオンライン方式としました。

一年前は突如としてオンライン方式を要請されてぶつくさ文句を言っていたのにえらい違いです。

昨年試行錯誤しながら対応してみてオンライン講義の可能性を感じました。今年はもう一歩洗練させたいです。

私の講義は実務家としての体験に基づいた講義であり学術的に詰めた内容の講義ではありません。

まちづくりの現場は実際はどうなっているのか何が課題であるかを学生に理解してもらうのが目標です。

オンラインですと様々なゲストを容易に招くことができ私との対話を通じて講義内容が充実します。

昨年は横浜市で導入を進めているカジノを含めた統合型リゾート施設の是非をテーマにしました。

推進、反対双方のゲストを招き、リモートで講義に参加してもらい私と議論を交わしました。

学生たちは、その内容を聞いて最終的な判断をレポートのかたちでまとめ期末試験としました。

45人中25人が賛成の立場だったのには驚きました。反対の方が圧倒的に多いと思い込んでいたからです。

賛成反対双方の論者の論じ方が学生に影響を与えたと思います。反対一辺倒の論じ方が嫌われたと思います。

多彩なゲストの議論を直接聞け学生の考え方が変化したのではないかと推測します。リモート効果です。

今年度のテーマは地方議会です。なり手がいない、行政の追認機関に過ぎないなどと批判が絶えません。

そうした中で孤立状態に陥っても断固として主張を曲げずに戦っている議員たちを紹介したいです。

代表的な存在として湯河原町の土屋由希子さんに登場いただくことになっていて本人の了解も得てます。

土屋さんの主張を一方的に宣伝するのが目的ではありません。土屋さんの生き様を知ってもらいたいです。

孤立状態になっても筋を曲げないのは勇気がいります。新人で30代の女性がやってのけているのです。

現代日本のまちづくりの現場は課題が山積です。慣例にしたがって十年一日の行政ではまちが疲弊します。

ダメなものはダメという勇気が必要なのです。これは政策を語る以前の問題として断じて軽視できません。

学生たちには議論の中身もさることながら土屋さんの批判を恐れず挑戦する姿勢を学んで欲しいのです。

若者が挑戦しない社会は活力が失われます。ただでさえ衰退傾向の日本は更に下降線を辿ります。

この流れに待ったをかけるのは若者です。女性に期待しています。聴講する学生の中からも飛び出して欲しいです。

最初の3回はガイダンスを兼ねた総論で連休前から本番となります。一貫して重きを置いているのは挑戦です。

私自身が挑戦しまくって挫折を繰り返しました。悔いはありません。失敗で得たものは大きいです。

若者たちに挑戦する喜びや壁にぶち当たった時の精神の持ち方を伝えます。いわば挑戦者養成講義です。