おとといバイデン大統領が施政方針演説をしました。ライブで見ました。目指すところがよくわかる内容でした。

アメリカは再び動き出すと矢継ぎ早に打ってきた就任以来の政策の成果を前を向いて語ってました。

ワクチン接種が急速に進み新型コロナの克服に光明が見い出せているのが自信となっているに違いありません。

昨晩、菅総理も、ワクチン接種を急加速することについて記者団の質問に答えてました。

5分に満たないような短いやり取りなのに下を向きメモを見るしぐさが見られました。

菅総理はバイデン大統領との日米首脳会談を終えてから迷路にはまり込んでしまったかのようです。

連休中にインド、フィリピンを訪問する外交日程を発表したのが最初のつまづきです。すぐ取り消しとなりました。

インドでの新型コロナの爆発的感染拡大によるものです。一日30万人超というのですから途方もありません。

日米首脳会談の後は新型コロナに全身全霊というのが本来の姿なのにその王道を外したと天罰が下った印象です。

外交が取り止めになったとたんに今度はワクチン接種を一気に加速する方針を発表しました。

東京・大阪で大規模な集団接種ができるよう体制を組むというのです。自衛隊の力を借りるというのです。

出来ればそれに越したことはありませんがそもそもできるのならばなぜ早くに計画を立てなかったのでしょう。

ワクチンをいち早く接種しなければならない医療従事者への2回の接種もまだ2割に満たないとされます。

高齢者接種は6月に本格化し7月中に終えたいとしてますが現段階では1%未満ですので実現可能か不透明です。

更に大規模集団接種センターの設置となると神業かあるいは手品です。私には手品としか思えません。

アドバルーンを上げるのではなくできることを確実に把握して正確に伝えることが総理の使命です。

焦ってできるかどうかわからない構想をぶち上げるのは失敗した時の国民の失望感は大きいです。

菅総理への信頼感は地に落ちます。そんな危ない橋を渡る必要はありません。今こそ落ち着きを取り戻す時です。

それに何と言っても東京オリパラの開催をどうするのか決断の時期が刻々と迫っています。

IOCを交えた組織委員会の会合で観客数について6月まで先送りしたと報じられました。

困難な課題に直面すると結論を先送りして様子を見るという日本の悪弊がまたもや起きてます。

菅総理が泥をかぶって少なくとも方向を示すべきで先送りは混乱を大きくするだけです。

開催できるとしたら以下の条件が満たされる時でそうでない場合はできないと明快にすべきです。

大規模ワクチン接種センター構想をぶち上げオリパラの医療従事者の確保は一層困難なはずです。

国民はバカではありません。菅総理が語る夢物語にはだまされません。冷ややかに見ていると思います。

手品はエンターテイメントだからワクワクするのです。新型コロナ相手に無茶は止めて愚直さをと取り戻す時です。