新型コロナは日本の政治・経済・社会システムが危機に極めて脆いことをあからさまにしてくれました。

いちばんは政治システムです。迅速果敢な決定を行い新型コロナを封じ込めることはいまだできてません。

切り札のワクチンをめぐっては接種の遅れを一気に取り戻そうとドタバタ劇が今まさに展開されてます。

深刻なのは緊急事態宣言を発出するたびに人流抑制効果が薄れていることです。国民と危機が共有できません。

政府と東京都など地方政府との間もです。関係はぎくしゃくしていて一体感があるとはとても言えません。

残念ですがワクチンをめぐる混乱は極まり感染の鎮静化はまだ先のことになると思います。

東京オリパラは断念ということになります。日本の衰退ぶりを象徴することになります。

経済は強権でコロナ封じ込めに成功した中国やワクチン接種で回復の糸口をつかんだアメリカに依存してます。

日本としての経済財政政策は日銀総裁自ら2%の物価上昇率という目標体制が困難であることを認めてます。

経済は回復せず新型コロナ対策のための巨額な借金だけが残るという恐怖のシナリオが現実味を帯びてます。

社会状況はというと経済的困窮で生理用品が買えない女子生徒がいるという事態が発生していると報じられてます。

若者たちの挑戦する意欲は乏しく国難に立ち向かうべき時に国家公務員の出願者数は5年連続減少です。

小学生男子のなりたい職業の1番は会社員で小さいころから安定志向であることに私は驚きました。

女性の社会進出は遅々として進まず男女平等指数ランキングは世界121位で過去最低となりました。

日本の危機は国家全体を覆っていてデジタルやグリーン革命だけでは再生は展望できません。

まして携帯料金の値下げが救世主になるはずがありません。根本からの国家戦略転換待ったなしです。

9月の自民党総裁選挙は新型コロナにあえぐ日本をいかに救うか救国の国家再生戦略を問題提起する場です。

このところ影の薄い石破元幹事長、真っ向勝負するならば次がラストチャンスでしょう。

自民党にとって代わると野心を持つ政党があるのならば一緒です。次の衆院選は日本再生計画で勝負です。

桜を見る会や菅総理の長男のスキャンダルを追いかけているだけでは国民の信頼は得れません。

救国の処方せんがなければ国家を担えません。示せなければ永遠の挑戦者、永遠の野党で終ります。

中国共産党一党独裁国家中国への対応も救国のための最重要分野と位置付けて議論すべきです。

脱炭素社会への転換、デジタル革命についてはもっと突っ込んだ具体戦略が求められてます。

欠かせないのが司馬遼太郎さんが晩年に説いた「この国のかたち」です。中央集権の是正は不可欠です。

国と地方の関係が現状のままでは地方の活力は永遠に生まれません。明治維新以来の大改革が必要です。

次の自民党総裁選挙、衆議院選挙は、日本の衰退を止めるため救国戦略を命がけで問い競う場とすべきです。