神奈川大オンライン講義再開、真打登場
昨日から神奈川大学の政策過程論のオンライン講義が再開しました。3週間ぶりです。
先月東京都に緊急事態宣言の発出が決定後、大学の要請で連休前の講義が急きょ休講となりました。
私の講義はそもそもオンライン形式ですので新型コロナとは無関係と思っていたので戸惑いました。
連休明けからオンライン方式で再開となりました。対面講義の先生は変更を迫られ対応に追われていることでしょう。
2021年度は、できる限り対面方式をとの考え方を文科省が打ち出し大学側も呼応して準備しました。
へそ曲がりの私はオンライン講義の利点を活かした講義もあっても良いと考えてオンラインを貫きました。
オンラインですと多彩なゲストを講師に招くことが容易で学生にとってユニークな話が聞けるメリットがあります。
今年度のテーマは地方議会であることは何度も紹介してきました。昨日の再開日にいきなり真打登場となりました。
湯河原町の土屋由希子町議です。若干38歳の新人女性町議が湯河原町議会を揺さぶりまくってます。
ともかく凄いのは寄ってたかっていじめみたいな仕打ちを受けてもめげない精神力です。
内心は葛藤があると思います。全く動じないということはないと思います。でも表面には出ません。
この肝っ玉の太さに私は惚れこんでいます。本物の大物政治家になる絶対条件だからです。
頭が良くて政策の立案能力が高い方は数多くいます。それは本物の大物政治家になる条件としては弱いです。
政治の修羅場は政策で決まることはないからです。胆力が全てと言って良いと思います。
古い言葉で言えば「肚で決まる」ということです。どんなに立派な政策でも胆力が無ければ説得できません。
土屋町議はそれを持ち合わせているのです。だからいじめに耐えて正論で反撃できるのです。
昨日の講義では何で町議になったのですかと聞きました。故郷の窮状を救うためと答えてました。
子育てしやすいと思って生まれ故郷に戻って見たら環境が一変しているのに驚いたということでした。
土屋さんは生まれも育ちも湯河原です。湯河原が好きで好きでたまらずUターンしたのです。
子育てしやすい自然環境が残っているのにもかかわらず活かせてないは政治に原因があるというのです。
そこでエイヤーとばかり町議に出て断トツのトップ当選をしてしまうところが半端ではありません。
なってからの暴れぶりは予測を超えてます。学生の反応を見ても大変な刺激を与えたことは間違いありません。
公約を超えてそれ以上の活躍をする新人女性議員は凄いの一言です。来週も登場いただきます。