女性候補に追い風つづく
神奈川県を中心に政治とまちづくりを学ぶ「神奈川研究会」という小さいな集まりに参加してます。
大学の研究者や現職の地方議員が主なメンバーです。12日の晩にオンラインで勉強会がありました。
メンバーの女性が実家のある宮城県登米市の市議選に立候補し当選されたのでその報告会を兼ねました。
登米市は次のNHK朝ドラ「おかえりモネ」の舞台のひとつになっている内陸の町です。
横浜市の1.2倍の面積で人口が7万7千人弱です。横浜市は人口が378万人ですから市の様子は推測できます。
当選した女性は神奈川県で政治活動をされていてその経験を買われて市議選に立候補24人中10位で当選でした。
先月25日の選挙でトップ当選したのは40代の新人女性でした。地縁血縁を超え大量得票を得ました。
同じ日に行われたお隣の栗原市議選でも同様の現象が起こり40代の新人女性がトップ当選を果たしました。
東北において女性候補が風を受ける現象は、ひとつの潮流となっていることが伺われます。
宮城県と言えども人口減少・少子高齢化の荒波にもまれて危機感は強まっているということでした。
このままではいけないという危機感が女性への期待感となり女性候補を押し上げていると見てました。
2019年の統一地方選挙で私の住む神奈川県西部の足柄上地区でも女性候補へ大きな期待が集まりました。
南足柄市議選では無所属新人の綱島麻実さんが史上初めて2000票を超えて断トツのトップ当選を果たしました。
同じく無所属新人の岸本敦子さんも4位当選山北町議選でも無所属新人の冨田陽子さんが2位当選でした。
皆さん30代後半から40代前半と若いです。昨年8月の大井町議選でも女性候補への追い風は明らかでした。
トップ当選は公明党の現職の女性候補で2位に入ったのは無所属新人で42歳の重田有紀さんでした。
足柄上地域は、神奈川県内におけるいわゆる郡部地域の典型で保守的な土壌の土地柄です。
そこでこのように新人の女性候補が大量得票で誕生するのは地域の選挙史上初めてです。
有権者は何か変化を求めています。停滞に対する危機感が背景にあることは間違いありません。
次の統一地方選挙まで2年を切りました。躍り出た女性議員たちにとって正念場の2期目の選挙です。
何を目指すかをより強力に主張できるよう残り任期で実績づくりに励んで欲しいです。
彼女たちの後を追いかける女性たちの出現を期待します。追い風を受けさっそうとデビューして欲しいです。
閉塞した時代を突破するためには女性力は欠かせません。挑戦者たちが輩出することを待ち望んでます。