続・神奈川県立足柄上病院の産科廃止を撤回させよう!

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5月15日版の紙面に足柄上地域ただ一人の県会議員の杉本透さんの県政報告が掲載されてました。

ざっと眺めたところ県立足柄上病院の産科廃止の記述がないのでもう一度目を凝らしました。

ありませんでした。コロナの状況と県の対策、新年度予算についてのみ述べられてました。

ひどく違和感を覚えました。地元の県会議員としてまさに正念場の課題だと思うからです。

杉本さんは最も人口減少・少子高齢化が進む山北町の出身です。産科廃止と無縁なはずがありません。

小田原市立病院に統合されてしまえば地理的に最も遠距離となり不便を強いられるのは山北町民です。

杉本さんはふてぶてしいほどの強気の言動が持ち味の議員です。マイナスの資質ではありません。

問題は誰に対しかです。強きをくじき弱きを助ける強気は政治家として称賛されるべきです。

産科廃止といった課題は弱い立場にある地域住民の側に立ち杉本さんらしさを発揮すべき格好のテーマです。

神奈川県はコロナ禍にあえぐどさくさ紛れに産科廃止を闇討ちに近い形で強行したと言って過言ではありません。

4期目で自民党の中核になろうとしている杉本さんが指をくわえて傍観してはいけないと思います。

持ち前の物怖じしない強気の態度を発揮して俺の顔をつぶす気かと凄むべきだと確信します。

自民党の有力議員が反発すれば県当局も無視はできないはずです。杉本さんの力を見せつけるチャンスです。

黒岩県政は県西地域に対して未病で地域活性化などと効果の不透明な政策を押し付けています。

黒岩知事の自己満足だとしか考えられない政策の犠牲にさせられていると言って差し支えありません。

それに加えて産科廃止の強行です。断じて許してはなりません。杉本さんの出番です。

小田原市選出の議員は同じ県西地域と言っても立場が違います。頼れるのは地元の杉本さんのみなのです。

たったひとりとなってしまった地域の県議会議員として鼎の軽重を問われていることもぜひ自覚して欲しいです。

2年後の統一地方選挙で産科復活を前面に掲げて県の医療行政に異議申し立てをして欲しいです。

産科医の確保が容易ではないとかできない理屈をつけるのは容易ですが確保に全力を挙げてもいないのは卑劣です。

どうすれば産科復活ができるかに英知を結集する中で必ず知恵が見つかります。やってみなければわかりません。

たったひとりの地域の県会議員は県当局の理屈ではなく純粋に地域の願望を受け止め奮闘すべきだと思います。